2025.09.01

第3章 プラン検討に役立つ豆知識 ①開口部(内部・外部)の種類

間取りづくりでは、部屋と部屋、そして外と内をつなぐ「開口部」の設計も大切なポイントです。
ドアや窓などの開口部は、採光・通風・プライバシー確保といった機能だけでなく、動線や空間の印象にも大きな影響を与えます。こちらでは主な開口部の種類をご紹介します。

1)内部(室内)の開口部

内部開口の種類

片開き、親子、両開き戸、引違い、引戸、折戸1、折戸2

開口部の幅(有効寸法)

出入り口の役割を考えて開口巾や機能を考えましょう。

トイレなどの出入り口、600、通常の居室出入口、750、車椅子や多人数が出入りする部屋(引戸も有効)、900以上、荷物の出し入れの多い部屋(引戸も有効)、1200

ドアと開き勝手

片開きドアの吊り位置や、開き勝手は部屋と廊下の広さや動線を考えて決定しましょう。

内開き、引き戸、外開き、人が通れるスペースを確保する

ドアの位置と開き勝手で視線配慮

隣接するドアの開き勝手のタブー

2~3部屋のドアが配置される場合は特に注意しましょう

2)外部の開口部

外部開口の種類

外部開口の防犯対策

  • 1階窓開口はテラスサッシ以外は、原則面格子付となります。
  • 防犯対策だけでなく台風などの対策も考慮する必要があります。(強風・物の飛来等)

窓の高さと位置関係

掃き出し窓(外部に出るための開口部)

一般的な窓

和室の外部開口と高さ

洋室とは異なる和室独自の開口位置と高さの関係があります。

浴室・トイレ・洗面室の窓

  • システムバスの場合は、機種によって位置・大きさ等、開口可能範囲が設定されています。(カタログを参考にする)
  • 洗面室やトイレの窓については、設備機器の高さや幅を考慮して取付位置を決めます。
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