家族のまんなか、心地よさがめぐる場所へ
家族構成やライフスタイル、敷地条件によって、LDKのレイアウトは実にさまざま。
どの空間とつなげるか、どこまでを開放的にするかによって、使い勝手も居心地も大きく変わります。
自分たちにぴったりのスタイルを見つけるためのヒントとして、ぜひ参考にしてください。
1)LDKのつながり方で変わる、暮らしのスタイル
オープンLDK:
リビング・ダイニング・キッチンを一体化。
開放感があり、家族の気配を感じやすい
L・DK型:
リビングを独立させ、ダイニング・キッチンをセットで構成。
来客時にくつろぎ空間として使いやすい
L・D・K型:
3つの空間を間仕切りで分ける構成。
生活音の分離や、それぞれの空間に集中したい家庭におすすめ
LD・K型:
キッチンを独立させ、ダイニング・リビングを一体化。
匂いや作業音を遮断しながら団らんを確保
2)リビング・ダイニングは、動線・家具配置・開口の工夫が決め手
- 家族の集まるリビングは、「居心地の良さ」と「動線確保」がポイント
- 南側に面した大きな窓や吹き抜けで採光・通風を確保
- ソファやローボードなどの家具サイズと配置間隔も重要
リビングの一角に和空間を
リビング続きの畳コーナーを設けると多用途に使えます。(昼寝・キッズスペース・来客対応など)
ソファーとその周りのサイズの目安
ソファーのサイズ
ソファー周りの寸法
3)ダイニングとキッチンは、家事動線とコミュニケーションのバランスを考慮
- キッチンと食卓の距離感・動線の短さが時短につながる
- 食事中の家族とコミュニケーションがとりやすい対面式が人気
- パントリーや家電収納を近くに設けて、スッキリと使いやすく
テーブルサイズの目安(4人用:約1.2m~1.4m幅など)
食卓テーブルのサイズ
食卓テーブル周りの寸法
椅子の引き幅や通路寸法も設計段階で確認
4)多様化するLDKのアイディア事例
事例1:和室とつながるLDK
リビング横に和室を配置。普段は一体空間として使い、来客時は間仕切りで個室に
事例2:2階LDKプラン
採光を確保しにくい狭小地などに有効。バルコニーと連動させて開放感アップ。階下のプライバシーも確保
事例3:オープンキッチンと畳コーナーのあるLDK
開放感のあるキッチンと一体でつながる畳コーナーは、くつろぎの場として活用
事例4:ワークスペース併設のLDK
在宅勤務や子どもの学習スペースをLDKに設ける家庭が増加。集中と家族との程よい距離感を両立