2025.09.01

家づくりの流れ (新築)

家を建てるって、なにから始めればいいの?

はじめての家づくりをスムーズに進める7ステップ

家づくりは、人生でもっとも大きな買い物のひとつ。気になる物件を見つけてから動き出すのではなく、資金やスケジュール、依頼先の検討など、準備がとても大切です。住宅ローンや土地探し、設計・施工の打ち合わせ、そして完成・引渡しまで、流れを把握しておくことで、慌てずに理想のマイホームづくりが進められます。ここでは、はじめての新築を検討する方に向けて、家づくりの基本ステップをわかりやすくご紹介します。

家づくりの流れ《7ステップ》

STEP1|理想の暮らしをイメージする

どんな家に、誰と、どう暮らしたい?

まずは「自分たちの暮らしに合った住まい」をイメージするところからスタート。将来のライフスタイルや家族構成の変化もふまえて、「今の住まいの不満」や「こんな暮らしがしたい」という希望を整理します。情報収集は、インターネットやSNS、住宅雑誌、カタログなどを使って幅広く。気に入った画像や事例はスクラップしておくと、後の打ち合わせにも役立ちます。また、住宅展示場やショールームを実際に訪れることで、空間の広さや素材の質感を体感しながら検討を深めることができます。

やっておきたいこと:

  • 情報収集(インターネット、SNS、住宅雑誌、住宅メーカーカタログなど)
  • 家族で話し合い、「今の不満」と「こうしたい暮らし」を整理
  • ZEH・スマートハウス・自然素材など、住宅トレンドを把握
  • 住宅展示場・ショールーム見学

STEP2|資金計画・スケジュールを立てる

無理のない予算と、現実的なスケジュールを

家づくりにかかる総費用は、建物本体の工事費だけではありません。土地代、設計費、登記費用、税金、引越し費用、家具・家電の購入費まで含めて、トータルで見積もる必要があります。
自己資金と住宅ローンをどう組み合わせるか、ライフプランに沿った返済計画をシミュレーションしながら検討しましょう。また「いつから住みたいか」を起点に、土地探しや設計期間、着工から完成までの工期を逆算してスケジュールを立てておくことも重要です。着工から引渡しまでの期間は平均で5~6か月、打ち合わせや土地探し期間を含めると1年近くかかることもあります。国や自治体の補助金・優遇制度を上手に活用すれば、負担を軽減することも可能です。

やっておきたいこと:

  • 自己資金と借入額、住宅ローンの種類や金利タイプを比較
  • 土地あり or 土地探しからでスケジュールが大きく変わる
  • 国や自治体の補助金・税制優遇制度(こどもエコすまい支援事業など)を調べる

STEP3|土地・建築会社を探す

暮らしたい場所と、信頼できるパートナーを見つける

希望のエリアがある場合は、駅や学校、病院、商業施設へのアクセス、日当たりや風通しなどを確認しながら土地探しを始めましょう。現地を実際に歩いて、周辺環境の雰囲気や騒音、交通量などもチェックするのがポイントです。また、土地にどんな家が建てられるかは、用途地域や建ぺい率・容積率といった法規制にも左右されるため、専門家のアドバイスが欠かせません。同時に、建築を依頼するパートナーも検討しましょう。工務店・ハウスメーカー・建築家など、それぞれの強みにあわせて検討を。実例見学や口コミ、保証内容も比較しながら、自分たちの希望と相性が合う依頼先を見つけましょう。

やっておきたいこと:

  • 土地の立地・広さ・接道・用途地域などを不動産情報で確認し、現地確認
  • 施工会社の特長(地域密着、自由設計、性能重視など)を比較
  • 実例見学やOB訪問でリアルな暮らしの声を聞く

STEP4|プラン・お見積りの相談

間取り・デザイン・予算のすり合わせ

いよいよ、具体的な間取りやデザインの相談へ。家族の要望やライフスタイルに合わせて、部屋数や収納、家事動線などを整理しながらプランを固めていきます。希望をすべて盛り込むのではなく、優先順位をつけて設計に落とし込むことで、予算とのバランスがとりやすくなります。同時に、建築会社からお見積りをもらい、総費用をチェック。本体工事費のほかに、付帯工事費や設計費、各種手続き費用も含めて総額で比較することが大切です。場合によっては複数の会社に相見積りを依頼することもよいでしょう。

やっておきたいこと:

  • 希望を分かりやすく伝えるために、情報収集時にピックアップした画像などを準備
  • 建築会社からお見積り依頼し、工事費の内訳を確認
  • 設備(キッチン、浴室、空調、換気など)も含めて総額でお見積りを比較

STEP5|契約・ローン申請

内容をしっかり確認して、いよいよ契約へ

プランとお見積りが確定したら、建築請負契約を結びます。契約書には、工期・金額・支払いスケジュール・仕様・保証内容などが記載されています。変更が発生した場合の取り扱いや、トラブルがあった際の対応についても明記されているか確認しましょう。建築会社との契約後は、住宅ローンの本申請も進めていきます。金融機関の選定、必要書類の準備、事前審査から融資実行までに数週間~数カ月かかるため、余裕を持ったスケジュールで臨むことがポイントです。

やっておきたいこと:

  • 工事請負契約書の内容(工期・金額・保証・トラブル対応)をチェック
  • 契約後の設計変更が費用に与える影響も想定しておく
  • 金融機関と住宅ローン本審査を進行(事前審査を済ませておくとスムーズ)

STEP6|着工・施工

地鎮祭から上棟、そして仕上げへ

地鎮祭や近隣へのあいさつを終えたら、いよいよ工事がスタートします。基礎工事から構造躯体の建て方、屋根・外壁工事、内装仕上げへと進みます。工事中は、現場の進捗確認や定例打ち合わせ、中間検査への立ち会いなど、施主としての関わりも大切。疑問点や変更要望が出てきた場合は、早めに相談・記録しておくことがトラブル防止につながります。竣工に向けて照明器具やインテリア、外構の確認・選定もこの時期に進めましょう。

やっておきたいこと:

  • 地鎮祭・上棟式・近隣挨拶なども事前に段取り
  • 工事スケジュールを確認し、天候・納期遅延に備える
  • 建物中間検査・構造検査・第三者検査の実施可否を確認
  • 地鎮祭や上棟式の日取りは、「建築吉日カレンダー」などで確認しておくと安心

STEP7|完成・引渡し・アフターサービス

新しい暮らしのスタートと、これからの安心

すべての工事が終わったら、社内検査・第三者検査・施主検査などを経て、引渡しが行われます。鍵の受け取りや引渡書類の確認、設備の使用説明、保証書の受領などが主な手続きです。不備がないか最終確認を行い、不具合があれば修正対応してもらいましょう。引越し後も安心して暮らせるように、アフターサービスの体制(定期点検・修理対応・保証内容など)もチェックしておくことが大切です。住宅履歴ファイルなどに施工・点検の記録を残しておくと、将来のリフォームや売却時にも役立ちます。

やっておきたいこと:

  • 竣工・完了検査を経て、引渡し時のチェックリストで確認
  • 保証書、設備説明書、住宅履歴ファイルの受領
  • アフターサポート(定期点検、トラブル対応)の体制を把握

この内容は2025年8月現在のものです。

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