リノベーションにあたり、奥さまが解決したかった悩みはもう一つありました。それはキッチンの暗さと使い勝手の悪さ。以前は南側の出窓に向けて配置された対面式キッチンでしたが、吊り戸棚があったため出窓からの光が入らず、暗くて閉鎖的だったそう。またすれ違うための十分なスペースがない上、片側が壁に接した“行き止まり”になる配置だったため、二人では作業しにくいキッチンでした。30年前の設備なので機能性もお手入れ性も改善する必要がありました。
採光を良くするため、南側からの明るさをとり入れられるようキッチンを90°回転。キッチン正面からではなく横方向から光をとり入れるプランにしました。また吊り戸棚をなくし、リビング・ダイニングの光も届くように。さらにお客様を招いてホームパーティを楽しめるようにと『ラクシーナ』のアイランドキッチンを選ばれました。
「アイランドキッチンだとキッチンのどちら側からでも出入りできるので、二人での作業がしやすくなりました。普段も明るくて居心地が良いので料理をする時間が楽しくなりました。今は台湾料理をつくるのがマイブーム!ずっと邪魔だなぁと気になっていた天井の梁は、天井ごとリメイクして、木目が美しいアクセント天井に変わりました。ブルーのクロスを活かしたデザインにも大満足です」と奥さま。
アイランドキッチンの玄関側(写真左)には目隠しのための壁を設け、遊びに来られたお客様からキッチンが丸見えにならないように工夫。右側の出窓からはたっぷり光が注ぎます。
天井とキャビネットは古材風の木目を生かしたデザイン。キッチンカウンターはダイニング側からの目線を遮るスマートステップを採用。内側はキッチンバサミや計量スプーンなど調理道具が収納できるようになっています。
1950年代にアメリカで愛されたミッドセンチュリーデザインを基調とし、ブルーのクロスをアクセントカラーに。画像共有ができるSNSを活用し、ブルーを効かせたインテリアデザインを考えられたそう。
お客様を招いて食事を楽しむ日が来るのを待ち望んでおられるN様。そのために“作業性”にもこだわられました。お手入れのしやすさや、毎日の家事をラクにしてくれる機能を新しいキッチンに充実させています。「とくにコンロまわりが使いやすくなりました。ガラストップのコンロに変えたのでお手入れもラクですし、自動調理機能が付いているため煮込み料理など時間のかかるメニューもラクラク。またキッチンキャビネットをはじめコンセントをいろいろな場所に設けてもらったので、調理家電も使いやすくなりました」と奥さまはにっこり。
吊り戸棚がないため、ダイニングとのつながりがより開放的に。お客様をおもてなしする際も、おしゃべりしながら楽しい時間が過ごせそうです。
「お客様が来たら、後片付けは僕の役割になりそうです」と笑うご主人の心強い味方が、新たに導入した食器洗い乾燥機。たくさんのお皿を使っても後片付けに時間を取られないので、食後のおしゃべりも楽しめます。
換気扇は『ほっとくリーンフード』を採用。「10年に一回お掃除すれば良いという換気扇にしました。こんなにお手入れがラクなの!?とびっくり。10年後だと、お手入れするのを忘れちゃうかもしれませんね(笑)」と奥さま。
ダイニングの照明は栃木県日光市の工房まで足を延ばしてオーダーされたこだわりの逸品。N様邸のキーカラーである青色を選ばれました。やわらかな光のグラデーションが食卓を彩ります。
リフォームした 建物・空間 |
|
---|---|
こだわり |
今すぐリフォームを始めたい方