解体、水道・電気工事
まずは施工に関係ない部分が汚れたり傷ついたりするのを防止するために、養生の作業を行います。養生材にはシートや板、マット版などを利用します。キッチン施工の場合、養生の対象となるのは資材、荷物の搬入経路となる玄関、フローリング、隣接している居住空間などです。
そして養生が完了したら、古いキッチンを解体し、水道や電気、ガスの設備工事を行います。これは各配管を、新しく設置するキッチンで使えるようにするための工事です。なお、リフォーム後の新たなキッチンが既存のキッチンに合わせて設置される場合には、この工程は不要となります。
その後は、造作工事を行います。造作工事とは旧キッチンを撤去した部分の補修作業です。タイルを剥がした後の床や壁が凹凸状態になっているため、平坦に均す作業を行います。
① 養生
② 工程確認
③ キッチン撤去
④ 給排水管工事
⑤ キッチン取付け下地工事
⑥ 屋外フード取外し
⑦ 電気工事
⑧ 前面壁パネルの取付け
⑨ キッチン取付け準備完了
キッチン据置き工事
キッチンの据え置き工事のために、まずは下地の調整を行います。下地には石膏ボードとべニア板の2つの選択肢があり、以下のように使い分けます。
- ▪︎ 吊戸棚等ビスの打ち付が必要な箇所はベニヤ板
- ▪︎ キッチンパネル等のビスの打ち付けが不要な箇所は石膏ボード
下地の準備ができたら、続いて新たなキッチン設置に必要な荷物、資材を搬入します。基本的にキッチンは組み立て済みの状態ではなく、パーツごとに分けて搬入することになるため、現場での組み立て工事が必要です。
当然、新たに設置するキッチンの面積が広ければ広いほど、組み立て工事には時間がかかります。主な組み立て工事の流れは下記の通りです。
- 1レンジフードの取付
- 2キッチン本体の据え付け
- 3ガスコンロ(IHクッキングヒーター)の設置
- 4吊戸棚の取付
キッチンの据え置きが完了したら、電気やガス、水道の配線工事を行い、すべて問題なく通っているかを確認します。すべて問題なしならば、必要に応じてキッチンの扉を取り付けるという流れです。
⑩ 商品搬入
⑪ レンジフード取付け
⑫ キッチン据付け
⑬ IHクッキングヒーター取付け
⑭ コーキング・キッチン据付け
⑮ クロス貼りに備え、養生
クロス貼り・取扱説明
最終的な仕上げの作業として、クロス貼りを行います。クロス貼りとは、紙や布などを壁や天井に貼って仕上げることです。ここまでの過程でキッチンの機能は既に出来上がっていますが、見た目が整っていないため、クロス貼りは重要な作業となります。
クロス貼りも完了したら、いよいよリフォームは終了です。最後にリフォーム担当業者からお客様に向かって、新たなキッチンの取扱いについて説明を行います。担当者と顔を合わせる最後の機会になりますので、疑問点があれば質問して、この機会に解決させておきましょう。
⑯ クロス貼りパテ
⑰ 天井クロス貼り
⑱ 取扱説明
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