リフォーム・リノベーションのヒント集

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2025/05/27

リフォームで実現するスペパ(スペースパフォーマンス)な
住まい

「スぺパ(スペースパフォーマンス)」とは、限られた空間を最大限に活用し、快適に暮らす考え方のこと。収納の工夫や設備を考慮することで、空間を上手に使うことができます。「スペパ」の高い住まいをリフォームで実現する方法をご紹介します。

その他のインテリアのリフォーム事例や費用相場などについて詳しく説明しているページはこちら

空間を有効活用する「スぺパ」とは?

コスパ(コストパフォーマンス)は費用対効果、タイパ(タイムパフォーマンス)は時間対効果、「スぺパ」は空間対効果のことです。空間の使い方を最適にし、住まいの価値を高めることを指します。

具体的には、使われていないムダな空間を見直したり、収納を工夫することで「スぺパ」の高い住まいになります。「スぺパ」を意識することで、コスパやタイパも高まるため、注目を集めています。

「スぺパ」が注目されるようになったのは、コロナ禍で自宅にいる時間が増えたことや、在宅勤務で部屋を有効活用する必要が出てきたこと、建築費の高騰が影響していると言われています。

住まいの「スぺパ」を高めるとどうなる?

「スぺパ」を高めることで、さまざまなメリットがあります。

●限られた空間を最大限に活用できる
空間の使い方を工夫することで、デッドスペースがなくなります。さらに収納スペースの工夫で、整理整頓がしやすくなります。
●空間が広く感じられる
限られた空間を無駄なく活用するために、家具選びや、レイアウトを工夫することで、部屋を広く感じさせる空間づくりが可能です。
●時間やコストが削減できる
整理整頓された住まいは、探し物の時間が減るほか、空間を無駄なく使うために、不要な買い物が減り、コスト削減につながります。

住まいの「スぺパ」を高めることで、効率良く、快適に過ごせる空間になります。

リビングは壁面収納で「スぺパ」を高める

リビングは、壁面収納を設けることで、スッキリ見せながら収納力を高めることができます。テレビも収納に組み込むことで一つの家具として統一感を出すことができます。

「キュビオス」は、必要な収納量や物に合わせてユニットを組み合わせて作ることができるから、リビングの物をスッキリ片付けられます。

畳コーナーの活用もおすすめです。ダイニングチェアとして畳コーナーを使うこともできます。ソファの代わりに使えば、さらに空間を広々と使うことができます。畳の下の収納は、引き出しタイプなら、よく使うものをサッと片付けられるので、リビングをきれいに保てます。

その他、「スぺパ」のアイデアの1つにアウトドアグッズを普段の生活に取り入れる方法もあります。取り畳み式の椅子は、使わない時は片付けることができるので、空間を有効利用できます。

キッチンの「スぺパ」は、ダイニングと一体にして使いやすく

キッチンは、ダイニングと一体にすることで省スペースを実現。リビングを広くすることができます。シンクとコンロを分けて配置するⅡ型対面プランのキッチンは、調理動線がスムーズです。

また、キッチンとダイニングテーブルを隣り合わせにすることで、ダイニングテーブルを食事だけでなく料理の下ごしらえ作業や一時置き場所としても活用できます。

ワークスペースはみんなで活用して「スぺパ」を高める

ワークスペースは、リビングに設けるとみんなで使えるので便利です。昼間は仕事に、夕方子どもが帰ってきたら宿題スペースとして活用できます。

ワークスペースの背面に間仕切り開閉壁を付ければ、集中したい時は個室のように使うことができます。また、オンライン会議の時は閉めておけば、背景にリビングが映りません。来客時や使わない時は閉めておけば、リビングから見たときも空間がスッキリして見えます。

キッチンのカウンター前面にカウンターを設置して、ワークスペースとして活用するのもおすすめです。宿題スペースにすれば、子どもの様子を見ながら、料理をすることができますし、家事の途中の休憩やちょっとした作業に便利です。カウンターは奥行きが浅いものを選べば、場所を取りません。

クローゼットの「スペパ」を高めるコツは、上下の空間活用

クローゼットは、吊るす収納と引き出し収納を使い分けることでスッキリ収納することができます。吊るした衣類の下に引き出し収納を配置したり、ハンガーパイプを2段にしたりすることで収納量がアップします。引き出し収納はキャスター付きのものにすると、取り出しやすくなります。

見逃しがちなのは、クローゼット上部の棚です。高い位置にあるため、重いものは収納せず、軽量の収納ボックスを使ってシーズンオフの衣類や使用頻度の低いものを収納します。

収納家具や収納グッズの工夫で、物がしっかり収まり、使いやすいクローゼットになります。

必要な場所に収納を追加して「スペパ」を向上

「ここに収納があったらいいのに…」と思うことはありませんか?「多用途収納」は、欲しい場所に追加できる収納です。リビングの壁面に収納を設けることで、スペースを有効活用できます。フロートタイプのものを選ぶことで、空間が広く感じられ、スッキリとした印象になります。床の掃除がしやすいこともメリットです。

視覚効果を取り入れて空間を広々見せる

カラーコーディネイトも「スぺパ」を高めるために重要です。ホワイトやベージュ、グレージュカラーなどを床や壁などの広い面積に使うことで部屋が広く見えます。また、部屋の奥や目線の高さにアクセントカラーを配置することで、視線を誘導し部屋を広く見せることができます。

カーテンのカラーは、淡い色や壁の色に近いカラーを選ぶことで空間が広々と感じられます。また、カーテンを高い位置に取り付けることで、天井の高さが強調されて部屋を広く見せる効果があります。

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