2025/07/04
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予算1,000万円でマンションをリノベーションする方法について解説
マンションのリノベーションは、新築物件を購入するよりもお手頃な価格で、理想の住まいにできると人気が高まっています。
マンションのリノベーションは、1,000万円台からできることをご存じでしょうか。
予算1,000万円台で叶える理想のリノベーションについて、インテリアコーディネートのポイントもあわせて解説します。ぜひ、参考にしてください。
その他のリノベーションのビフォーアフター事例や費用相場などについて詳しく説明しているページはこちらマンションリノベーションのメリットとデメリット
マンションをリノベーションすることによって、人気のおしゃれなデザインにしたり、断熱性能を向上させたり、現代のライフスタイルに合った間取りにできます。
リノベーションにはどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。
マンションをリノベーションするメリット
購入コストが抑えられたり、自由な間取りに変更できるなど、マンションをリノベーションするメリットをご紹介します。
新築マンション購入よりもコストダウン
首都圏で新築マンションを購入する場合、平均購入費用は約7,662万円です。
それに対し、中古マンションの購入は約5,000万円代で、大きな差があることが分かります。
中古マンションを5,000万円で購入し、リノベーション費用に1,000万円使ったとしても、1,600万円ほど安く抑えることができます。
物件が豊富
首都圏の人気のエリアはほとんど土地が埋まってしまっていることが多く、駅近くの新築マンションを購入することもかなり難しいのですが、中古マンションの購入も視野に入れることで、選択肢が広がります。
都心の新築マンションに憧れがあるものの、高額で手が届かないと思っている方でも、中古マンションの購入とリノベーションであれば予算内に収まることもあるでしょう。
立地が良い場所にあるマンションでリノベーションを行うことは、将来的に転居する場合に売却しやすいメリットがあります。
自由な間取り設計
リノベーションでは、壁や設備を取り除き、一度スケルトンにしてから、住む人数や理想の間取りに合わせて新しく間取りを作ることができます。
スケルトンとは建物の構造部分(骨組み)のみを残してすべてを解体した状態のことをいいます。
独身の方はワンルームに、夫婦やカップルの場合は1LDKや2LDKにリノベーションを行うなど、ライフスタイルに合わせて自由に間取りを考えることができます。
資産価値が下がりにくい
マンションの価格は、新築に近いほど価格は高く、築年数が古くなるにつれて下がります。リノベーションすることで、物件価値をより長く保つことができ、資産価値が下がりにくくなることも大きなメリットです。
事前に周辺環境を確認できる
新築マンションを購入する場合、モデルルームの見学では周辺環境を把握できません。
住宅購入時には周辺環境が重要であり、もしトラブルがあったとしても住宅購入後では引っ越しが難しい場合があります。
ですが中古マンションの場合は事前に周辺環境を確認することができるので、住み始めた後の悩みの原因を減らすことができます。
売りやすい
リノベーションされたマンションは、築年数が古くても売りやすいというメリットもあります。
築年数が経過していても、フルリノベーションをしている場合は、同じ築年数の建物よりも売りやすくなっています。
環境保護につながる
中古マンションを購入してリノベーションを行うことは、新築住宅を建てる場合と比較すると環境に与える負荷を抑えることができます。
工事で発生する二酸化炭素や廃棄物の量を抑え、使用する資源の節約に繋がります。また、断熱性を向上させるなど環境に配慮した省エネルギーの住まいにすることも環境保護につながります。
マンションをリノベーションするデメリット
マンションをリノベーションするメリットを知った上で、デメリットもご紹介します。メリットとデメリットどちらも理解しておきましょう。
リフォームローンの場合は金利が高くなる
中古マンション購入後にリノベーションをする場合は、住宅ローンが利用できないことがあり、その時は、住宅ローンより金利が高いリフォームローンを利用することになります。
希望の間取りに変更出来ない場合がある
自由な間取り設計ができるメリットの反面、構造上不可能なデザインがあることも覚えておきましょう。
構造によっては、スケルトンリフォームができない場合があるため、理想の間取りが明確に決まっている場合は、住宅を選ぶ段階から実現することができるか確認してください。
また、マンションの場合には、管理規約によってリフォーム可能な範囲や使用する素材・設備などが制限されていることがあります。
したがって事前に管理規約を確認しておくことが大切です。
住むまでに時間がかかる
リノベーションを行う場合は工事の時間が必要なので、購入後、すぐに住むことができません。
工事の規模にもよりますが、スケルトンリフォームの場合には設計期間と工事期間の平均は、3ヵ月から6ヵ月と言われています。
フルリノベーションの費用の相場
中古マンションをフルリノベーションする場合、どれくらいの費用が必要なのでしょうか。
これからフルリノベーションをしようと思われている方のために、費用の相場をご紹介します。
マンションの場合
マンションをフルリノベーションする場合、総額の目安としては300~1,200万円です。
しかし、取り入れる素材や設備のグレード、デザイン性、機能性などにこだわると、総額1,000万円を超える場合があります。
- ・間取りの変更や間仕切り 約50~300万円
- ・キッチン 約50~200万円
- ・トイレ 約20~100万円、浴室 約50~150万円、洗面所 約20~50万円
- ・リビング 約200~400万円
- ・和室から洋室に変更 約50~200万円
- ・クローゼット設置 約40~90万円
スケルトンリフォームの場合には、これらのほかに電気配線や給排水管、ガス管などの大掛かりな工事が必要になります。
工事内容ごとの目安金額を覚えておきましょう。
平米単価や坪単価の目安
平米単価や坪単価も一概には言えませんが、おおよその目安は1平米あたり8~25万円です。
特に設備や素材などにこだわらなければ1平米あたり15万円で収まることが多いです(床面積70㎡のマンションのスケルトンリフォームで約1,050万円)。
価格を重視しながらリノベーションを行う場合は、施工業者にあらかじめ予算を伝え、どこまでできるのかを相談すると良いでしょう。
フルリノベーションがおすすめの人
物件によっては、1,000万円で建物全体のリノベーションを行っても、新築物件を購入するよりもマイホームに手が届きやすくなります。
フルリノベーションがおすすめの人はどのような人なのでしょうか。
予算に余裕がある
予算に余裕があるという方は、フルリノベーションがおすすめです。
フルリノベーションのデメリットは、居住エリア全体のリノベーションになるため、費用が高くなってしまうことですが、予算に余裕がある場合は、ゼロの状態から理想の空間をフルリノベーションで叶えることができます。
部分的なリフォームとは異なり、住まい全体の改修になるので、室内はまるで新築マンションのような仕上がりになります。
また、断熱性や気密性などの住宅性能を高めることも可能です。
資産価値が下がらない家をつくりたい
新築マンションの場合は、購入し、入居した時点で資産価値が落ちてしまいます。
しかし、中古マンションの場合は、築20年前後の物件を購入したとしても、そこから資産価値が大きく落ちにくいのです。
ただ、そもそもの管理状況が良く、買い手に魅力的と思ってもらえるような物件でなければ売却できません。
フルリノベーションは、資産価値を下げたくない方におすすめです。
趣味やライフスタイルのこだわりが強い
リノベーションを進めていくにつれ、オプションなどを付けて自分の理想の空間を実現することができます。
趣味やライフスタイルに合わせた空間を作るためにとにかくこだわりたいという場合は、フルリノベーションを行ったほうが理想を実現できる可能性が大きくなるのでおすすめです。
予算1,000万円台でできること
予算1,000万円ではどこまでの範囲のリノベーションが可能なのでしょうか。
リノベーションの内容は千差万別で、選ぶ家具や設備によって大きな差が出てきますが、一般的に予算1,000万円台でできることをご紹介します。
フルリノベーション
予算1,000万円以内で、マンションの内装のフルリノベーションを行うことができます。
内装のフルリノベーションは、キッチンや浴室、水まわりの設備や間取りの変更、床や天井・壁の張り替え等を行うことができます。
マンションの場合は、設備や家具のグレードを上げたとしても、1,000万円以内で収まることが多いでしょう。
水まわり
キッチンや浴室、トイレ、洗面台などの水まわりは、毎日使う場所だからこそ特に劣化しやすい部分です。
新しい設備を取り入れる場合、グレードや機能性によっては価格が大きく変動しますが、水まわりに特化した場合は、300~500万円を目安としてリノベーションできることが多いようです。
内装
今の部屋の雰囲気を大きく変える場合、もしくは大きな間取りの変更は、200万円程度かかると見込んでおきましょう。
和室を洋室に変更したり、畳をフローリングに変更したりするなど、規模が小さいリノベーションは約50万円~です。
玄関に手すりを設置したり、足元照明を付けたりと、バリアフリー化の工事に関しては約20~50万円ほどで行うことができます。
予算内で十分理想的な内装を作ることができ、部屋の雰囲気を大きく変えることができます。
知っておくべきリノベーションでよくある失敗
リノベーションはメリットが多くあるものの、実際行ってみると失敗だったと感じる場合があります。
初めてのリノベーションでよくある失敗とはどのようなことなのでしょうか。
失敗しないためのポイントも解説します。
初めてのリノベーションでよくある失敗
リノベーションを前提として中古マンションを選んだ場合、立地条件や周辺環境、物件の築年数や部屋の広さばかりに目を向けてしまうことがあります。
マンションを選ぶ際は共用部分の管理状態や、修繕積立金の積み立て状況も重要なポイントです。
修繕積立金とは、建物の診断や修繕工事を行うために充てられる費用のことであり、入居後に修繕積立金が大幅に値上がりしてしまうと、毎月の支払いが高くなってしまうことがあります。
また、リノベーションを行い、リビングや部屋を一体化して広いリビングを作りたいと考えていた場合、壁を撤去しようとしても、構造上壊せない壁や柱があると、理想の間取りを作ることができないことがあります。
物件購入に費用をかけすぎてしまうこともよくある失敗のひとつです。
物件購入に費用をかけすぎてしまうと予算の都合上思ったようなリノベーションができなくなってしまうなどのリスクもあります。物件価格とリノベーションにかかる費用全体を計算して、予算をオーバーしないように気をつけましょう。
失敗しないためのポイント
初めてのリノベーションで失敗しないためには、マンション購入前に毎月支払う修繕積立金が支払えるか、修繕積立金が適正に積み立てられているかを確認しておきましょう。
そして中古マンションを選ぶ際は、リノベーションを前提として物件を探す段階で依頼する会社を決め、物件探しの相談をするようにしましょう。
マンションリノベーションの経験が豊富な会社であれば、希望のリノベーションが可能かどうかのアドバイスをしてもらうことができます。
また、希望エリアの中古物件の相場や諸費用の目安、リノベーション費用の相場を事前に確認し、物件購入費用とリノベーション費用それぞれの予算を決めておくことが大切です。
マンションをリノベーションする時のポイント
マンションをリノベーションするときのポイントを4つ解説します。
施工し始めてから気付くと変更が難しいので、事前に確認しておきましょう。
ワンストップ型リノベーションを活用する
中古マンションをリノベーションする場合、一般的にはまず中古マンションを購入し、リノベーション会社に依頼するのですが、最近では物件探しから住宅ローンや保険の加入手続き、設計や工事見積など全てを担う、ワンストップ型リノベーションも多くなっています。
従来までの流れでは、予算の見通しを立てにくいことが多いのですが、ワンストップ型の場合は最初の段階で合計費用が明確に分かるので、プランが立てやすくなります。
ワンストップ型リノベーションでは、リフォームローンではなく住宅ローンで借り入れをすることができるので、低金利で返済期間を長くとることができることが最大のメリットです。
しかし、物件選びの段階で、選択肢がワンストップ型と提携している会社の物件のみに限定されてしまうので、選択肢が狭まってしまうことがデメリットです。
リノベーションをしやすいマンションを選ぶ
中古マンションを購入してリノベーションを行う場合は、リノベーションに適した物件を選びましょう。
もう既にリフォームがされている物件は選ぶ際には注意が必要です。
リフォームされた物件の場合、リフォーム代も売値に加算されているので、購入後にリノベーションを行うとその分無駄な出費になってしまいます。
買い手を考えたリノベーションをする
最近は、独身の方でもマンションを購入することが多くなっていますが、一般的にはマンションの購入はファミリー層が多いです。
そのため、一人暮らしに特化した間取りにリノベーションを行うと、売却する際に購入を検討しているファミリー層の候補から外れてしまうことがあり、買い手が見つかりにくくなってしまいます。
将来売却する予定がある場合は、マンションの立地や需要の層を考えたリノベーションを行うことが重要です。
マンションをより魅力的にさせるインテリア
リノベーションが完成したマンションの部屋を、より魅力的にするためにも、インテリア選びが重要です。
リノベーションを成功させるインテリアについて解説します。
インテリアとの調和が重要
リノベーションは、部屋の間取りやデザイン、そして壁や床などを作り変える工事ですが、それだけで部屋づくりは終わりません。
部屋の雰囲気とインテリアが合っていなければ、理想とは違う仕上がりになってしまいます。
リノベーションプランを考える時点で、部屋とインテリアの調和をしっかり考えることが理想の部屋づくりにつながります。
イメージに合ったインテリア選び
インテリアの中でも家具は、部屋全体の雰囲気を決める重要な要素です。
リノベーションされたマンションに新しい家具を取り入れる際は、リノベーションプランや部屋のテーマに合う家具を選びましょう。
お気に入りの家具を引き続き使う場合は、その家具を中心にリノベーションプランを立てると、インテリアと調和の取れた部屋づくりをすることができ、違和感のない空間に仕上がるでしょう。使いたい家具がある場合は、事前に依頼する会社に相談すると安心です。
素敵な部屋に仕上げるインテリアのコツ
リノベーションの仕上げとして、素敵な部屋を作るインテリアのコツをお伝えします。
アクセントインテリア
部屋のアクセントとなるインテリアを一つ取り入れることで、空間の雰囲気がしっかりまとまり、おしゃれな部屋に仕上がります。
アクセントは大きなものでなければならないというわけではありません。
たとえば観葉植物は、白黒と直線で構成されたシンプルモダンな雰囲気の部屋に大きなものを配置することで、空間を単調に見せず、植物の緑とやわらかな曲線で双方を引き立てます。
木目を取り入れたウッド調の部屋では、小さな観葉植物を複数配置すると、リラックスした落ち着く空間になります。
インテリアの色
インテリアの色を揃え、統一させることで、部屋全体がまとまりのある空間になります。中心となる色を決め、同系色のインテリアで統一することで、色味を合わせやすくなります。
色彩感覚に自信がないという方でも、明度を変えたモノトーンの組み合わせで、簡単に統一感のある配色にすることができます。
近い色味も相性が良いので、同じ明るさの色を選ぶと統一感が崩れることがないでしょう。
ただし、インテリアの色の配置は、全てを似た色でまとめてしまうと、空間全体が単調になってしまうので、アクセントカラーを取り入れてみましょう。
アクセントカラーは部屋全体のメインカラーの補色になるものを選ぶと良いでしょう。
家具のコーディネート
もしこだわりの家具やお気に入りの家具がある場合は、家具を中心とした部屋づくりをしてみましょう。
部屋の主役になる家具を配置し、それが引き立つような組み合わせを考えてみます。
家具が映える空間にするのであれば、壁や床をシンプルにすることがおすすめです。
そしてメインアイテムとなる家具と、床や壁は補色の関係にするとスタイリッシュに仕上がり、同系色にするとやわらかな雰囲気に仕上がります。
特徴的なデザイン家具やスタイリッシュな金属製家具、おしゃれなデザインのソファなどは、部屋の主役アイテムにぴったりです。
インテリア初心者でもおしゃれな空間を作る方法
インテリアのコーディネートに自信がないという初心者の方でも、おしゃれな空間を作る方法をお伝えします。
造作家具を取り入れる
インテリア選びに自信がないという方は、造作家具を取り入れてみましょう。
造作家具とはオーダーメイド家具のことで、部屋の空間に合わせた家具をオーダーすることができるので、理想の部屋により近づけることができます。
リノベーションされたマンションの内装に合う材質やデザインの家具を作ってもらうことができるので、部屋のまとまりが崩れることがありません。
また、配置したいスペースにぴったりのサイズ感の家具も作ってもらうことができます。
インテリアコーディネーターに依頼する
インテリアコーディネーターは、その部屋でどのように暮らしたいか、どのような雰囲気の部屋を作りたいか、という要望を聞き、具体的な空間づくりをプランニングして提案してくれます。
インテリアコーディネーターは空間づくりのプロなので、部屋に調和するインテリアや、効果的なインテリアの配置などを提案してくれます。
リノベーション会社に依頼する際、インテリアコーディネーターが在籍している会社を選ぶと、リノベーションをトータルコーディネートで進めることができます。
リノベーションされたマンションの家具をコーディネートする時のポイント
マンションの家具をコーディネートするポイントをお教えします。
コンセプトを明確にする
部屋のコーディネートをする前に、まず自分自身がどのような部屋にしたいのか、コンセプトを明確にしましょう。
人気のインテリアコンセプトはたくさんありますが、さまざまな要素のインテリアを取り入れると雑多な仕上がりになり、デザインがぶれてしまう原因となります。
「どのような空間でどのように過ごしたいのか」を考えて、好みに合わせたデザインを検討しコンセプトに落とし込みしましょう。
デザインテイストに合った家具を選ぶと、モデルルームのようなおしゃれで統一感のある部屋に仕上がります。
テーマカラーを決める
色は部屋の印象を最も左右する重要な要素です。
同じコンセプトの部屋でも、テーマカラーによって雰囲気が大きく変わります。
テーマカラーを決める際には、配色の黄金比を理解しておきましょう。
配色の黄金比は、ベースカラーが70%、メインカラーが25%、アクセントカラーが5%の比率です。
ベースカラーは床や壁、天井など、メインカラーは家具や建具、カーテン、ソファカバー、ラグなど、アクセントカラーはクッションカバーやインテリア小物、アート作品などです。
これらを意識して配置してみましょう。
遠近法を利用する
近くの物を大きく、離れたものを小さく表現して奥行き感を強調する、遠近法を利用することもポイントです。
遠近法を利用することで、狭い部屋でも広く見せることができますし、窓が少ない部屋でも開放感を演出することができます。
マンションの場合は横長の部屋が多いのですが、長手方向にラインを強調するカウンターを設置したり、照明用のダクトレールを取り付けたりすると、自然と視線が流れて圧迫感を軽減します。
また、入口付近の視界に入りにくい場所に背の高い家具を配置して、全体的に腰高よりも低い家具に限定して配置すると、より空間の広がりを演出し、閉塞感を軽減することができます。
生活感をなくす収納
どれほどおしゃれな部屋であっても、日用品があちこちに置かれて生活感がある空間では、魅力が激減してしまいます。
生活感をなくすためには、十分な収納を用意することが重要です。
リノベーションプランの中で、収納計画をしっかり考えておくと、より快適な暮らしが叶うでしょう。
収納だけでなく片付けやすさも意識し、適材適所に収納スペースを配置することも大切です。
インテリアに合う造作家具を取り入れる
造作家具はオーダーメイドで作られるので、空間にフィットし、インテリアデザインの邪魔をしません。
市販の家具にはない高級感とオリジナル性をプラスすることができ、無個性な空間であっても一気にスタイリッシュでおしゃれな印象に変わります。
少しのデッドスペースなどにもカウンターなどを取り付ければ、限られた空間を無駄なく有効活用することができます。
照明にこだわる
照明は、その部屋の印象を華やげる重要なポイントです。つい忘れてしまいがちですが、部屋のコーディネートをする際、照明はしっかりこだわってください。
明るければ良いというわけではなく、インテリアのデザインに合った光の色や明るさ、器具のデザインを選んでみましょう。
光の効果で空間をより魅力的に仕上げることができるので、スポットライトやペンダントライトも活用してみましょう。
Panasonicがおすすめするインテリア照明は以下のページからご覧ください。
素材にこだわる
リノベーション初心者の方はシンプルデザインを選びがちですが、色味を抑えても素材にこだわるだけで印象は大きく変わってきます。
たとえば壁の一部をタイル張りにしてみたり、床や天井をコンクリート風に仕上げたりと、ベーシックなカラーであるもののおしゃれな雰囲気が倍増します。
その空間の用途を考え、適した素材を選んでみてください。
空間のアイキャッチを作る
空間のアイキャッチを作ることも、おしゃれなコーディネートのポイントです。
アイキャッチを作ることで、強調したい部分に視線を誘導し、見せたくない部分の印象を薄くする効果があります。
空間の主役として個性を表現することができるので、部屋の目立つ場所にこだわりの家具やインテリアアイテムを設置してみましょう。
配置する場所を間違えたり、ボリュームを多くし過ぎてしまうと、圧迫感が出てしまうので注意してください。
統一感を意識する
家具は好きなものやお気に入りのものを並べればよいというわけではありません。
そして色やデザインの雰囲気さえ揃えばよいというわけでもありません。
部屋のインテリアは統一感を意識して作り上げることが重要です。
落ち着いた雰囲気に仕上げたい場合は、ダークカラーを基調とした家具やヴィンテージ調のものを、ナチュラルで爽やかな雰囲気に仕上げたい場合は明るく軽やかな色味ものが良いでしょう。
統一感を意識しない空間は、どこか垢ぬけない印象になってしまいがちです。
ミックスデザインのインテリアを作る場合でも、雰囲気や共通点を意識して選ぶことがポイントです。
コーディネーターに相談する
後悔のないリノベーションをしたいという場合は、確かな経験と知識を持ったコーディネーターに相談することもおすすめです。
施工事例が多く、デザインのレパートリーが豊富なコーディネーターが在籍する会社に依頼すると、内装デザインやそれを活かす最善の間取り、家具選びまでトータルサポートを受けることができます。
予算1,000万円でマンションをリノベーションすることができる
予算1,000万円台で叶える理想のリノベーションについて、詳しく解説しました。
中古マンションをリノベーションし、理想の住まいに変身させるには、しっかり準備をすることが大切です。
さらにより良い空間に仕上げるためには、インテリアの工夫も重要なポイントです。
これからマンションをリノベーションすることを検討されている方は、記事を参考に、マンション全体のトータルデザインを考えてプランニングしてみてください。
リノベーションとインテリアコーディネートを上手に組み合わせることで全体のデザインテーマを統一することができ、おしゃれで居心地の良い空間を演出することが可能になります。
また、物件の資産価値を上げることにもつながるので、将来売却することになっても有利に働くことが期待されます。
監修協力

亀田 融(かめだ とおる)さん
匠住宅診断サービス
1級建築施工管理技士/宅地建物取引士/マンション管理士/JSHI公認ホームインスペクター
東証一部上場企業グループの住宅会社に現場監督及び住宅リフォーム事業の責任者として約33年間勤務。その後2015年10月よりホームインスペクション(住宅診断)の専門会社を立ち上げて運営すると共に、小規模リフォーム会社の顧問としても活動中。