住宅リフォームのヒント集

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2023/12/27

子どもの成長とともに増える「もの」。壁面リフォームで収納力アップ!気分スッキリ!

おもちゃや絵本など、子育て中は何かと収納スペースが必要。でも、収納棚を増やすと生活スペースが狭くなってしまう…。そんな時に便利なのが、壁面収納です。壁面や収納量にあわせて収納をつくることができるので、見た目もスッキリします。

スッキリとした空間をつくる3つのポイント

気をつけていてもいつの間にかものは増えていき、片付けるために置き家具を増やせば、生活空間は狭くなってしまう…。特に子育て中は、保育園や幼稚園グッズ、お絵かき作品、学用品、小学生になるとゲームやプリント類など、どんどんものが増えていきます。生活空間への影響を最小限に、収納力をカバーできるのが壁面収納です。壁にピッタリくっつけて設置するタイプの家具なので、動線のジャマになることもなく、デッドスペースになりやすい高い位置にも収納スペースになるため、大容量の収納が作れます。(1)スペースを有効に使える(2)空間に合わせてサイズを選べる(3)内装に合わせて色やパーツもコーディネイトできる。3つのポイントで、スッキリとした空間を実現できます。

目線の高さを意識した収納でリビングをスッキリ

リビングのように家族が集まる場所は、子どものゲーム機や宿題、タブレットや趣味の道具に加えて、家族のものがたくさん集まってきます。収納のコツは、使う場所と収納する場所を近づけること。そうすることで、片付けを後回しにすることなく、スッキリした空間をつくりやすくなります。
壁面を使った収納リフォームで、家族それぞれの収納コーナーや引き出しを作ってもいいでしょう。子どものものは、低い位置に、大人のものや使用頻度が低いものは高い位置に収納することで、効率良く壁面全体を使いやすくなります。見せる収納と隠す収納を組み合わせる場合は、座る高さに合わせて見せる収納を配置。座る場所がソファなら低い位置に、イスならやや高い位置にすることで、壁面にアクセントが生まれます。

傘やベビーカーもスッキリ。玄関クローゼット

玄関は、靴だけでなく傘、ゴルフバッグやベビーカー、子どものスポーツ用品など屋外グッズの置き場所にもなりがちです。収納リフォームをするなら、靴を片付けるスペースだけでなく、外出する時のマスクや虫よけグッズ、防災用品等も収納できると便利です。また、子どもの成長に伴い、サイズが変わった時にも、靴収納は高さ調節ができるものが便利です。

小学校入学で増える、リビングの学習時間と学校のもの

子どもが小学校に入学すると、ランドセルや教科書はもちろん、学校からのお知らせやプリントなど、どんどんものが増えていきます。また、低学年の間は親が夕食の準備をしている近くで、宿題などをする子どもが多いようです。リビング・ダイニングにはランドセルをしまうスペース、ダイニングテーブルの近くに文具やプリント等を管理できる棚をつくり、子どもが自分で片付けしやすい環境を作りましょう。

壁面がコレクションギャラリーに

子どもが描いたパパやママの似顔絵、季節ごとにつくる折り紙作品など、大切にしたいけど、しまいきれないもの。そんなときは、壁面を使って“見せ場”をつくりましょう。子ども自身も自慢の作品がきれいに飾られているとちょっと鼻が高いかも。なんでも飾るとゴチャゴチャしてしまうので、ここに飾れるものだけを厳選するのがポイント。子どもに「どれを飾ろうか」と相談して、月ごとに変えてもいいですね。次の作品への創作意欲も高まりそうです。

壁面収納は地震対策も重要

地震の多い日本では、地震が起きた時に家の中のすべてのものがどうなるか想定しておくことが肝心。壁面収納は、置き家具と異なり、壁面に固定することが可能です。施工で壁につけるタイプ、またユニット同士もしっかりと固定する耐震性の高いものを選びましょう。扉は、揺れに対してロックがかかるタイプであれば、中の収納物が飛び出すことを防止できて、安心です。

監修協力

高山一子さん

収納コンサルタント/ライフオーガナイザー

SMART-WORKS主宰。一般社団法人日本ライフオーガナイザー協会認定トレーナーとして活動するとともに、片付け収納サービス、新築・リフォーム時の収納コンサルティング、収納や片付けの各種セミナー講師として活動。

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