約10年が経過し、ビルトインタイプのIHクッキングヒーターや食器洗い乾燥機、オーブンなども取り替え時期が近付いていたことから、2期工事はキッチンを含むLDKを一新しました。以前は対面式キッチンながら吊戸棚や壁に囲まれた半独立型だったそうですが、「マンションの友人が遊びに来て、手料理をふるまってくれることも多い」というライフスタイルに合わせて、オープンタイプの『Lクラス キッチン』を選びました。
光の加減によって色が変わるメタリックカラーの扉やブラックのキッチンカウンターが、モダンなインテリア空間をきりっと引き締めます。キッチンカウンターは立ち上がりがないフラットタイプに。奥さまはリビングから丸見えになるのが少し心配だったそうですが、食器洗い乾燥機を設置したことで、使用後の食器をサッと食器洗い機の中に入れられて、カウンターはいつもきれいな状態をキープしています。
天井にあしらったモノトーンの模様入り壁紙やキッチン扉のメタリック色で、深みのある大人スタイルの空間に。
ブラックのキッチンカウンターと赤い小物がアクセントとなり、空間を引き立てます。
キッチン背面の収納スペースには、ワインセラーやゴミ箱を収納し、統一感ある雰囲気に。「オーブン料理が多い」ことからオーブンレンジは2台置いていますが、すっきりと設置できました。
オープンキッチンのリビング側に備えた収納棚には、ワイングラスや取り分け用のお皿がずらり。ダイニング側から、気兼ねなく自由に取り出せます。
熱源が3つ並んだ『トリプルワイドIH』は、料理が得意なご主人の希望で導入。遊びに来るご友人も料理が好きな方が多く、プロ並みの腕を振るってくれるそう。IHを使うと自動で運転する『ほっとくリーンフード』は、ファン掃除が10年間不要でお手入れも簡単。
今回設置した食器洗い乾燥機は、深型の大容量タイプ。上カゴが左右にスライドするので、後から下カゴに食器を入れることもでき、「格段に使いやすくなった」と奥さま。汚れた食器をシンクに放置せず、次々にカゴの中に入れることができるため、キッチンはいつもすっきり。
T様のお住まいは、海を望むタワーマンションの上層階。リノベーションでLDKを隣接する部屋とつなげて拡張したことで、2面の大きな窓ガラスを備えた開放的なLDK 空間が生まれました。そして、その一角に配したのがグランドピアノ。
LDKを広げたかった大きな理由は、このグランドピアノを置くことでした。奥さまとお子様達がピアノの演奏をされます。
今回のリノベーションを機に、ご夫婦がお好きなモノトーンのモダンなインテリアに一新。ホワイトとグレーを基調としたインテリアは、モダンな空間へのこだわりを感じます。
以前はアップライトピアノを置いていましたが、LDKがさらに広くなったことで、グランドピアノを置きたいという奥さまの夢が実現。
グランドピアノならではの伸びやかな演奏が楽しめる、非日常を感じさせる空間が実現しました。
リビングの一角には、元々お持ちだったパーソナルチェアを配置。リノベーション後に手放すこともお考えでしたが、チェアをメインとした寛ぎスペースを提案されたことで、とっておきのコーナーに生まれ変わりました。
以前、洋室のクローゼットがあった場所に三角形の空間ができたため、そこにぴったり収まる造作家具を設置。ブラックガラスと鏡面扉の仕上げで、お部屋を引き立てるアクセントになりました。
キッチンの下り天井と壁のサイズをぴったり合わせ、凹凸を少なくする工夫を。このような配慮が空間をさらにすっきりと見せます。
エアコンの下に設けた三角形のボックスも、実はエアコンのダクトを隠すために造作したもの。きめ細い工夫の積み重ねが理想の住まいをつくり上げます。
リフォームした 建物・空間 |
|
---|---|
こだわり |
今すぐリフォームを始めたい方