独立タイプだったキッチンを対面式のオープンタイプにすることで、開放感あるLDK空間を実現したS様邸。今回のリノベーションのテーマのひとつが「家事がラクになる家」にすることでした。そこでキッチンの設備を厳選し、調理時間を短縮する食器洗い乾燥機やセンサー付き自動水栓など、便利な機能を充実させました。
また、収納スペースも増やし、配置にもこだわることで、家電の使い勝手や食器の片付けなどの効率もアップ! さらに、家事効率を高めるべく、洗面室からキッチン、ウォークスルー収納へと回遊できる家事動線を確保し、忙しい朝の家事もスムーズにこなせるようにしました。
以前のキッチンは独立型だったため「料理中は、家族や遊びにきた友人との会話もままならなかった」そうです。リノベーション後はダイニングにいる人との距離も近く、キッチンに居ながらおしゃべりも楽しめるようになりました。
また、ダイニングから調理中のキッチン内が見えないように、キッチンには立ち上がりを設け、すっきりと見える工夫も。
カウンターの手元に設置されたライトは、「食材や料理の色をはっきり見せてくれるので便利です」と奥さま。サッと手をかざすだけで止水、吐水ができるセンサー付き自動水栓は、ただラクなだけでなく、汚れた手で触らなくて済むので水栓のお手入れを減らしてくれます。
シンク下には引き出し式で、大物も出し入れしやすい収納が充実。特に「一番下まで収納なので、重いものの収納に便利」とのことで、買い置きの缶ビールやたまに使う土鍋やカセットコンロをしまっています。
生活感が出やすいキッチンだからこそ、スタイリッシュさにこだわり、ホワイトとシルバーで統一したキッチン。以前は収納が少なく、家電を置くスペースも足りていなかったため「オーブントースターは、使うたびに出し入れしていて大変だった」といいます。
そこで、この悩みを解決するために、カップボードを柱部分を除く壁面全体に広げ、毎日使う家電が並べられるよう、カウンターも広めに設置。家電それぞれの定位置も決まり、使いやすくなりました。
以前カウンターに置ききれなかったオーブントースターも並べられました。カウンターを高めに設けたことで、オーブンの中の様子が見やすくなり、出し入れしやすくなったそう。
食器洗い乾燥機の対面に食器棚を設けることで、片付け時の移動距離は最短に。「食器洗い乾燥機から食器を取り出し、振り向いてそのまま食器棚にしまえるんです」と奥さま。白ですっきりと統一された食器を選ぶ基準は、好みのデザインであることはもちろん、「食洗機に入れやすいかどうか」も条件のひとつだそうです。
キッチンのダイニング側は、スライド扉がついた収納に。中央部分は飾り棚になっており、左側は奥さまの趣味という文房具類が、そして右側にはグラスやカップ、ご主人が趣味で集めている骨董の酒器セットが収められています。「遊びに来た友人に、好きなのを選んで使ってもらうのもいいですね」とご主人。
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