白を基調としたカラースキームが、高層マンションならではの洗練した雰囲気をかもしだすY様邸。全体的に清潔感ある印象をキープしながら、どこかぬくもりを感じさせるのは、木の風合いを感じさせる格子の建具や扉がアクセントになっているからでしょう。今回のリノベーションでは、リビング・ダイニングをはじめ、住まいのほぼすべての扉をチェンジ。動線を考えて、可能な限り引き戸を採用したといいます。「引き戸は開けるときに場所を取らないし、軽い力で開けられるので、これから年を重ねたときも安心ですね」と奥さま。
リノベーション前の住まいのカラースキームはブラウン系でしたが、今回は白を基調としたかったため、シューズクローゼットや洗面台、寝室のクローゼットの扉は白に統一。寝室の収納は、元々引き戸でスペース効率が悪く、細かく分かれて使いづらかったそう。大きく開閉できる折れ戸に変えて、中が見やすい仕様にしました。扉の一部に設えたミラーは、全身のコーディネイトチェックにも便利です。
リビング・ダイニング、寝室、個室、サニタリーと、すべての扉を木の風合いを感じさせる格子タイプに変更。格子のすき間から光が漏れ、暗くなりがちな廊下に明るさをもたらします。
リビング・ダイニングの一角に設けた書斎コーナー横にも格子をしつらえることで、圧迫感を感じさせることなく、さりげなくゾーニング。木の風合いが空間のアクセントにもなっています。
ご夫婦の寝室には、愛犬が自由にバルコニーに出入りできるように、と愛犬専用ドアを設置。「うちの子が通れるサイズのものが見つからなかったから」と、なんとご主人が自作したそうです。
今回のリノベーションでは床材もヒノキの無垢板に張り替えましたが、愛犬が歩きやすいよう、今はタイルカーペットを敷き詰めています。「実物を見ることの大切さを知って、カーペットもショウルームで見て選びました」。
今回のリノベーションを振り返ってY様ご夫婦が実感したのは、「実物を見ることの大切さ」だといいます。「実物をたくさん見て、ほかと比較することで、おのずと自分たちがどんなものが好きなのかが見えてきました」とご主人。例えば『キュビオス』ひとつとっても、「一般的な収納ボックスと変わらないようでいても、実際に見たり触れたりすると、質感や厚み、デザインなど、どれをとっても高級感があった」そう。以来、商品を選ぶときは必ずショウルームに足を運ぶと決め、実際に多くのものをご覧になりました。
また、リノベーションをすることで、ここまで自分たちらしい住まいがつくれるというのも、大きな発見だったといいます。「最初は特に困りごとを感じていませんでしたが、ショウルームでコンシェルジュと相談しているうちに潜在的なニーズが掘り起こされ、自分たちの暮らし方にあった住まいが見つけられたのは大きな収穫でした」とY様ご夫婦。ご主人は「リノベーションしたら、家にいる時間が前より好きになりました。出かけると、早く家に帰りたくなっちゃう」と笑い、「他の方にも、住まいのためにできることは、いろいろチャレンジしてみてほしいですね」とお話しくださいました。
リフォームした 建物・空間 |
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