今回のリノベーションの主役となったキッチンは、ショウルームを見学していた折に見かけてひと目惚れした『L-CLASSキッチン』。お二人の好みにフィットするスタイリッシュな美しさに、「このキッチンを主役にした住まいにしたい」という思いが湧いてきたといいます。そこでショウルームに展示されていたイメージを元に、オープンなアイランドキッチンにし、配置も大きく変更。
その結果、左右どちらからでもキッチンに出入りできるようになったほか、360度どこからでも手が伸ばせるようになり、誰もが気軽に入りたくなるアクセスフリーを実現。また、キッチンを引き立てるようインテリア性もこだわり、タイルや収納も厳選しました。
キッチンは、足元がすっきり見えるセミフロートタイプのアイランドキッチンを選びました。当初はショウルームで見た、宙に浮いているように見えるフロートタイプを希望されていたそうですが、ディスポーザーの設置の都合で断念。それでも「これもおしゃれで気に入りました」とお二人。
すっきりと開放的なフルフラットのカウンター。奥行きがあるため、調理スペースも広々と使えます。またリビング側からも手を伸ばしやすいため、ホームパーティー時にはゲストとおしゃべりをしながら料理の準備もはかどります。これまでのキッチンは狭く、「お手伝いさせて」というご友人もお断りするしかなかったのだそう。「これはゲストも一緒に作業ができる、参加型キッチンよ」と笑う奥さま。ゲストを手持ち無沙汰にさせない奥さまの心配りです。
一般的にカップボードはキッチンと高さをそろえることが多いですが、今回はあえて高めに設定することで、オーブンレンジやトースターが目線の高さで使えるように。高さがある分引き出しも1段増え、収納量がアップしました。
特に奥さまが気に入っているのが、2回ノックすると自動でフルオープンする食器洗い乾燥機。洗い物が増えるホームパーティー後はフル稼働するそうで、「手が汚れていてもドアを汚さず開けられるので重宝しています」。
ひと目惚れしたショウルームのキッチン空間がこちら。「スタイリッシュでいながらもやわらかなイメージが気に入って、換気扇もショウルームと同じ白を選びました」。
使い勝手のよいキッチンは、収納スペースも充実しています。アイランドキッチンのシンク下には、大型の調理器具も余裕で入る引き出し収納を備えているほか、背面側のカップボードや吊戸棚、トールタイプのパントリーにもたっぷり収納。「出しっぱなしになるものが少なくなり、すっきりしたキッチンをキープしやすくなりました」と奥さま。収納場所は、日常使い用とホームパーティー用を分けることで、使いたいときに使いたいものがさっと取り出せるなど、シーンに合わせた使い分けもスムーズに。「キッチン収納を充実させたことで、リビング・ダイニングにあるテレビ背面のデザインを凝ることができた」とご主人も満足そうです。
カップボードには、日常的によく使うご夫婦用のお皿やカップ、カトラリー類を収納。洗ったらすぐしまえる位置にあるため、最小限の動作で後片付けができます。
カップボードに備えた家電収納スペースには、蒸気処理機能がついているため、スライドカウンターを引き出さなくても、蒸気が出る炊飯やポットでの湯沸かしなどができます。
収納力抜群のトールパントリーには、ひと揃えの器やストック食材を収納。キッチンに入らなくてもリビング・ダイニングからさっとアクセスできる位置にあるため、ゲストも気軽に器を取るなど手伝いやすく、Y様邸の気さくなホームパーティーにぴったりです。
アイランドキッチンの裏側も収納になっているため、筆記用具や本など、日常的に使う細々した物をひとまとめにでき、リビング・ダイニングはすっきりした状態をキープ。おかげで、リビング・ダイニングに設置する収納棚も少なくて済んだそうです。
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