二人でキッチンに立ってお料理をつくられることが多いF様ご夫婦。一人は野菜の下ごしらえ、もう一人は煮炊き・・・とスムーズに分担できるよう、Ⅰ型キッチンの間口は通常よりも広く、幅3mを確保しました。背後のカップボードや冷蔵庫との間隔にも余裕を持たせたことで、食器を持ったままのすれ違いもスムーズに。リフォーム後、ますますキッチンで過ごす時間が増えたそうです。
「調理する場が充実するとゆったり作れて、毎回の食事の内容もなんだか豊かになったような気がします。」と話すご夫婦。
「もともとキッチンに立つ時間は多い方。だから元気の出る空間にしたいと思って扉色は赤を選んだのですが、これが大正解!」
キッチン扉が家の中の“差し色”になり、ご夫婦のお気に入りの空間に。
以前は食器や調理器具がキッチンに収まりきらず、1階や3階から来客のたびにせっせと運んで使っておられたF様。そのためキッチン周辺にも収納を充実させ、必要なものがすべて揃うようにしました。
キッチンのウォールユニットには食器乾燥機や調味料棚を採用。電動昇降タイプで吊戸棚の上までムダなくラクに使えるようになりました。キッチン奥にはパントリーを設けて収納しづらい土鍋やホットプレートを、背面に設置したカップボードにはよく使うお皿や茶碗などを収納。さらに、ハイカウンター下の収納にはポットや炊飯器のようなよく使う家電やごみ箱などを、使う場所と頻度に応じて収納しました。「何度も上下階を行き来しなくてよくなったので、体がラクになりましたね。必要なときにすぐパッと取り出せるようになったので、逆に運動不足かもしれません(笑)」と、ご夫婦ともにこやかにおっしゃっていました。
収納しづらい大型の調理道具はパントリーに。あかりを消してロールスクリーンを下ろせば、気になる空間も隠すことができます。
たっぷり収納ができるだけでなく、どこに何があるのかがわかりやすいカップボード。食器の仮置きに使える便利なスライド式のカウンター付き。
よく使う家電類はキッチン側のハイカウンター下収納に。ごみ箱もこの位置に配置したことで、使いやすさと空間のすっきり感を両立しています。
カウンターは当初ステンレス製にする予定でしたが、傷や汚れのつきにくさ、お手入れのしやすさに惹かれ人造大理石の『グラリオカウンター』を採用。「ステンレス製の方が強いと思っていたのですが、実際に使ってみると人造大理石の方が傷がつきにくいですね。汚れてもサッとひと拭きするだけできれいに。お手入れは毎日のことなので、気兼ねなく使うことができてうれしいです」と奥さま。
お手入れのしやすさはもちろん、天然石の「黒御影」を忠実に再現したカウンターは重厚感があり、キッチン全体を上質に見せてくれます。
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