公開日:2026/08/31
更新日:2026/08/31
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キッチン収納リフォーム完全ガイド|費用と成功のコツを解説
「収納が足りない」「すぐ散らかる」と悩んでいませんか。キッチン収納は、収納量だけでなく、使いやすさや家事動線も大切です。この記事では、キッチン収納リフォームの方法や費用相場、後悔しないためのポイントを紹介します。
その他のリノベーションのリフォーム事例や費用相場などについて詳しく説明しているページはこちらキッチンリフォームで収納力がアップする理由
20年前のキッチンは、シンク下やコンロ下に開き扉タイプの収納が主流でした。奥のものが取り出しにくく、手前のものを一度出さなければいけないこともありました。
今のキッチンは引き出し式が主流です。引き出し式の収納は、鍋や調理器具、ストック品などを効率よく収納できます。奥まで引き出せるため、収納したものをかがまずに一目で確認しやすく、出し入れもスムーズです。
パナソニックのキッチン収納は、シンク下収納部分に内引き出しがついているので、高さもムダなく活用できます。引き出し式の収納は、レールの性能で奥行きが変わり、同じキッチンの幅でも奥行きが深いレールなら、大幅に収納量がアップします。
キッチン全体をリフォームしなくても、背面収納やカップボードを追加したり、既存の収納を見直したりすることで、収納力や使い勝手を改善できる場合があります。収納量が増えるだけでなく、必要なものをすぐに取り出せるようになることも、キッチン収納リフォームの大きなメリットです。
使う場所に必要なものを収められる
キッチンには、食器や調理家電、調理器具、食品のストックなど、さまざまなものを収納します。収納を計画する際は、使用頻度や使う場所に合わせて収納場所を決めることが大切です。
例えば、毎日使う食器は家族みんなが取り出しやすい高さに、使用頻度の低いものは上部に収納すると、使い勝手が向上します。
また、コンロ下には鍋やフライパン、シンク下にはボウルやザルなど、使う場所の近くに収納することで、調理や片付けがスムーズになります。
パナソニックのキッチンの収納には、鍋やフライパンを立てて収納できる「スタンドイン収納」があります。トングや計量スプーンは仕切りを動かせるトレイに整理できるほか、浅型と深型の2段引き出しで、限られたスペースを無駄なく活用できます。
収納不足だけでなく家事動線も改善
収納スペースを増やしただけでは、キッチンの使い勝手がよくなるとは限りません。大切なのは、調理・配膳・片付けまでの一連の流れを意識して、収納場所を計画することです。
例えば、家族で料理や片付けをする機会が多い場合は、通路幅を100~120cm程度確保すると、すれ違いや作業がしやすくなります。また、引き出し式の収納は奥まで見渡せるため、必要なものを探す手間が減り、調理や片付けをスムーズに進められます。
パントリーは、キッチンの近くや買い物後に食材を片付けやすい場所に設けると便利です。炊飯器の近くにお茶碗を収納したり、食器洗い乾燥機の向かい側に食器をしまうスペースを設けたりすることで、食器の取り出しや片付けの際の移動の負担を減らせます。
収納量だけでなく家事動線まで考えてリフォームすることで、毎日の調理や片付けがラクになり、家族みんなが使いやすいキッチンになります。
キッチン収納リフォームの主な方法
キッチン収納を増やす方法には、カップボードや背面収納の設置、パントリーの新設、引き出し収納への変更などがあります。
壁一面や天井まで収納を設ければ、大容量の収納スペースを確保できます。間取りを変えなくても、今あるキッチンのデッドスペースや使いづらい収納を見直すだけで、収納力や使い勝手が大きく向上することもあります。
家族の人数や収納したいもの、キッチンの広さに合わせて、自分に合った収納方法を選びましょう。
カップボードや背面収納を設置する
カップボードにはさまざまな種類があります。カウンター付きのタイプなら、調理中の作業スペースや、配膳スペースとして使えるだけでなく、電子レンジや炊飯器などの調理家電を置く場所としても便利です。
壁一面や天井まで収納できる大型タイプは、食器や食品ストック、調理家電などをまとめて収納したい家庭に向いています。圧迫感を抑えるためには、床や壁、家具と調和する扉柄を選ぶことがポイントです。
また、対面キッチンの背面収納は、リビングやダイニングから見えやすい場所にあります。扉やロールスクリーンなどを設置すれば、生活感を隠しやすく、急な来客時にも慌てずに済みます。
収納扉は、引き戸や折れ戸、開き戸などがありますが、キッチンの通路幅が限られている場合は、開けたままでもジャマになりにくい引き戸がおすすめです。ただし、奥行きが深くなると奥のものが取り出しにくくなるため、収納したいものの大きさを考えて選ぶ必要があります。
パントリーを新設する
パントリーは、食品や飲料、災害用の備蓄品などを保管するのに便利です。家全体をリフォームする場合は、玄関横や階段下などの空きスペースを活用して、新たにパントリーを設けることもできます。
間取りを変更できない場合でも、キッチン横や背面収納の一部をパントリーとして活用できないか、計画段階から検討しておくとよいでしょう。
収納力を確保するだけでなく、使いやすさを考えて配置することも大切です。キッチンペーパーなど軽いものは上段に、調味料やパスタなど使用頻度の高いものは中段に、水や缶詰など重いものは下段に収納すると、出し入れしやすくなります。
引き出し収納を採用したキッチンを選ぶ
収納を増やしたい、取り出しやすくしたいなら、シンク下やコンロ下に引き出し収納があるキッチンを選ぶことで、収納力や使い勝手を向上できます。
開き扉タイプの収納は奥行きがあっても、奥のものが取り出しにくく、手前のものしか使わなくなってしまうことがあります。一方、引き出し収納は、収納したものを上から見渡せるため、何がどこにあるのか一目で分かります。探す手間が減るだけでなく、使いたいものをスムーズに取り出せるのもメリットです。
シンク下やカウンター下などのデッドスペースを活用する
収納リフォームでは、デッドスペースを有効活用することで、収納力を高められます。例えば、シンク前の立ち上がり部分に収納スペースがあるキッチンを選べば、リビングやダイニングから見えにくいため、洗った食器や調味料などを一時的に置く場所として便利です。
また、リビング側のカウンター下に収納を設ければ、書類や小物、ストック品などをまとめて収納できます。オープン棚や扉付きの収納があれば、収納力を確保しながら、インテリアになじむオシャレな空間を演出できます。
パナソニックの「EVERY STYLE Furniture」は、美しく魅せながらものをしまえるカップボードです。キッチンの背面収納をマグネットボードラックの見せる収納にすることで、使い勝手もよく、おしゃれなキッチンになります。
キッチン収納リフォームの費用相場
今のキッチン収納をリフォームするか、新設するか、キッチンスペース全体をリフォームするかで費用が変わります。大がかりになれば費用が高くなりますが、今のキッチンのすき間スペースにラックやワイヤーバスケットを置けば、費用は抑えながら収納場所が増えます。
収納別のリフォーム費用目安
キッチン収納のリフォーム費用は、収納の種類や工事の規模によって大きく異なります。扉のないオープン棚や既製品の収納を選べば、費用を抑えられる場合もあります。
また、キッチン全体を交換しなくても、背面収納やパントリーを追加するだけで、収納力や使い勝手が向上するケースも少なくありません。予算やライフスタイルに合わせて、必要なリフォーム内容を検討しましょう。
| 収納リフォーム内容 | 費用の目安 | 費用が変わるポイント |
|---|---|---|
| 背面・壁面収納リフォーム |
約20~50万円
|
|
| 吊り戸棚の設置 |
|
|
| 床下収納の増設 | 約10~20万円 |
|
| パントリーの設置 |
|
|
| キッチン全体のリフォーム | 約50~200万円以上 |
|
後付けできる収納と注意点
リフォーム後でも、収納が足りない場合は、後から市販品の収納アイテムを追加することができます。
コンロ横のスリムラックや、吊り戸棚に取り付けるワイヤーバスケット、マグネット式の調味料ラックなどは、リフォーム後でも手軽に追加できる収納アイテムです。
有孔ボードやマグネットボードを使った見せる収納なら、お気に入りのキッチンツールを飾りながら収納できます。フックの位置を自由に変えられるため、ライフスタイルに合わせてカスタマイズしやすいのも魅力です。
キッチン収納リフォームで失敗しないポイント
収納スペースを増やしても、「ゴミ箱を置く場所がない」「収納は増えたのに使いづらい」「思っていた色やサイズと違った」と後悔するケースは少なくありません。
キッチン収納リフォームを成功させるためには、収納量だけでなく、ゴミ箱の置き場所や家事動線、ものの使用頻度まで考えて計画することが大切です。
また、ショウルームで実際のサイズ感や使い勝手を確認しておくと、完成後のイメージとのギャップを減らせます。
ゴミ箱の置き場所まで考えて設計する
意外と置き場所に困るのがダストボックスです。家族構成や分別方法によって、必要なゴミ箱の数や大きさは異なります。現在、どのくらいのゴミが出ているのかを把握したうえで、容量や設置場所を決めることが大切です。
また、ゴミ箱の近くには、ゴミ袋の収納スペースを設けると、ゴミ出しや袋の交換がスムーズになります。
カップボードの下部にダストボックスワゴンを設置すれば、分別しながらすっきり収納できます。扉付きのタイプなら生活感を隠せるため、リビングやダイニングから見えても気になりません。
収納の量も、取り出しやすさも考える
収納スペースが増えても、使いづらければ調理中にムダな動きが増えたり、探す手間がかかったりします。収納量だけでなく、使う場所や使用頻度に合わせて収納を計画することが大切です。
キッチンキャビネットは、「水まわりで使うもの」「調理中に使うもの」「火まわりで使うもの」に分けて収納すると、作業がスムーズになります。
また、使用頻度の高いものは上段や手前に、使用頻度の低いものは下段や奥に収納すると、さらに使いやすくなります。
| 収納スペース | 収納するものの例 |
|---|---|
| シンクキャビネット |
水仕事で使うものを収納
|
| 調理台キャビネット |
ワークトップの調理中で使うものを収納
|
| コンロキャビネット |
加熱調理で使うものを収納
|
食器棚の奥行きが深いと、奥の食器が取り出しづらく、積み重ねたまま使わなくなってしまうこともあります。回転式の収納やスライド収納を活用すれば、奥のものも取り出しやすくなります。
食器収納には引き出しを採用することで、上からの視認性が高まり、必要な食器をすぐに取り出せます。重ね置きが多い食器類は高さを必要としないため、引き出し式の方が収納効率に優れています。
蒸気処理機能付きのスライドカウンターなら、カウンターを引き出さずに炊飯器を使えるため、調理中の通路を広く確保できます。
ショウルームで高さや使い勝手を確認する
カタログやホームページだけでは、色味や質感、サイズ感を正確に把握するのは難しく、「思っていたものと違った」と感じることもあります。リフォームを検討する際は、ショウルームで実際に確認しておきましょう。
ショウルームでは、収納の高さや引き出しの開閉のしやすさなど、使い勝手を確認することが大切です。引き出しを開けたままでも通りやすい通路幅か、収納の出し入れをするときの姿勢はラクかなど、実際の動きを確認することも大切です。
収納カウンターの高さや、吊戸棚の奥行・下段の高さは特に確認が必要です。収納カウンターを高くすると、カウンター下の収納量は増えますが、その分吊戸棚が高くなり、手が届く範囲が狭くなります。ご自身の使い方に合った収納の高さを確認しましょう。
収納は使用頻度に合わせて配置することが大切です。よく使うものは取り出しやすい中段に、重いものやストック品は下段へ、季節用品や行事で使うもの、軽いけれどかさばるものなど、使用頻度の低いものは上段に収納すると、使い勝手が大きく向上します。
また、見学や打ち合わせをスムーズに進めるため、事前に次のものを準備しておくと安心です。
- ・自宅の図面や写真(間口や奥行、キッチン本体や冷蔵庫のサイズなど)
- ・理想のイメージや予算、現在の不満をまとめたメモ
- ・家電製品の寸法やコンセントの位置
パナソニックのショウルームでは、「キッチンマイスター」が間取りや予算に合わせたプランや、インテリアに合う色柄選びをサポートしています。実際に見て、触れて、使い心地を確認しながら、理想のキッチンを見つけられます。
キッチン収納リフォームを成功させる進め方
キッチン収納リフォームを成功させるためには、収納を増やすだけでなく、「何を、どこに収納するのか」を事前に整理しておくことが大切です。また、施工事例やショウルームで完成後のイメージを具体化し、複数のリフォーム会社を比較検討することで、後悔のないリフォームにつながります。
今あるものをリストアップして収納量を決める
想像以上に多くのものが収納されているキッチン。「収納スペースがいくらあっても足りない」と感じる場合は、まず今あるものをリストアップし、「普段使っているもの」と「ほとんど使っていないもの」に分けてみましょう。
使うか迷うものは、「直近1年間で使ったか」「季節のイベントや来客時だけに使うものか」を基準にすると、残すべきものを判断しやすくなります。
また、電子レンジや炊飯器などの家電製品、ゴミ箱も忘れずにリストに加えましょう。将来的に家電が増える可能性も考え、コンセントの位置や数を確認しておくことも大切です。
使うものが整理できたら、「水まわりで使うもの」「火まわりで使うもの」「調理中に使うもの」「食器・カトラリー」「食品類」などに分類し、使用頻度もメモしておきます。
使用頻度の高いものは手前や上段、使用頻度の低いものは奥や下段に収納すると、調理中の動きがスムーズになります。ものの定位置を決め、戻しやすい収納にすることが、キレイな状態を保つポイントです。収納スペースが足りない場合は、パントリーの新設も検討しましょう。
施工事例やショウルームで完成後をイメージする
キッチン収納リフォームを成功させるためには、完成後のイメージを具体的にしておくことが大切です。SNSやカタログ、施工事例、ショウルームなどを参考に、気に入った収納やレイアウトを集めておくのもおすすめです。
「収納が使いやすそう」「色合いが好み」「自宅の間取りに近い」など、気に入った理由もメモしておくと、希望を整理しやすくなります。
写真や画像があると、リフォーム会社にもイメージを共有しやすく、打ち合わせがスムーズに進みます。ショウルームでは、収納の高さや通路幅、引き出しの開閉のしやすさなども確認しておきましょう。
複数社から見積もりを取り比較する
リフォーム内容が決まったら、2~3社を目安に相見積もりを依頼します。予算や希望する工事内容、相見積もりであることを事前に伝え、同じ条件で見積もりを依頼すると、価格や施工内容の違いを比較しやすくなります。
また、価格だけで判断するのではなく、施工実績や提案力、保証内容、アフターサービスなども確認することが大切です。
まとめ:キッチン収納リフォームで快適な暮らしへ!
キッチン収納を増やしても、取り出しづらかったり、戻しにくかったりすると、デッドスペースが増え、かえって使いづらくなってしまいます。まずは今あるものを見直し、家事動線や使用頻度に合わせて収納することが、使いやすいキッチンへの第一歩です。
また、引き出し収納や昇降式の吊り戸棚などを取り入れれば、体への負担を軽減しながら、限られたスペースを有効活用できます。ただし、あれもこれもと機能を追加すると予算オーバーになりやすいため、優先順位を決めて、自分たちの暮らしに合った収納プランを考えることが大切です。
「収納をもっと増やしたい」「SNSで見つけたようなおしゃれなキッチンにしたい」「家族みんなが使いやすいキッチンにしたい」など、希望はあっても、何から始めればよいのか分からない方もいるでしょう。
そんなときは、プロに相談するのも一つの方法です。パナソニックの「リフォームショップ紹介サービス」では、コンシェルジュがお客様の希望をヒアリングし、条件に合ったリフォーム会社を紹介しています。収納量や使い勝手、予算のバランスを考えながら、理想のキッチンづくりを進めましょう。
監修協力

寒川 玲子(さむかわ れいこ)さん
一級建築士、空間デザイン心理士🄬プロ、防災士、マンションリフォームマネジャー。人生を変える住まいづくりの専門家。建築設計30年以上。戸建て住宅のリノベーション、マンションリノベーション、マンションの大規模修繕まで、区分所有から1棟丸ごとまで住まい専門に設計活動を展開。夫婦関係が危機的な状態から、空間デザイン心理学®を学んだことをきっかけに、自宅を見直し、夫婦仲が改善。住まいで人生が変わる経験をしたことで、一人でも多くの人を住まいで幸せにしたいとSNSなどで積極的に発信。