くらしのシーンにぴったりの明るさと光色なら、もっと豊かで快適な時間が楽しめます。
リビングダイニング
朝食(昼光色)
朝の時間にふさわしい、さわやかな色の光「昼光色」でお部屋を明るく。すっきりとした雰囲気が広がります。
学習(文字くっきり光 昼光色(中央)、昼白色(周辺))※
ダイニングでの学習は、明るく白い「昼光色」で手元をしっかり照らし、文字を読みやすくします。
だんらん(温白色(中央)、電球色(周辺))※
リビングを自然な色味の光で明るく。ダイニングにあかりを少し残すことで、 リビング側の中心感が引き立ちます。
※異なる光色を同時に使うこと(=光色ミックス)
夕食(電球色)
食事のときは、やや赤みを帯びた温かみのある光「電球色」で。お料理の色味を引き立てます。
※ 「学習」「だんらん」では「光色ミックス(ひとつの空間で、異なる光色を同時に使う照明手法)」を活用しています。
くつろぎ(電球色)
空間全体の明るさを抑えて、電球色の光で壁面を照らし、落ち着いた雰囲気をつくります。
バータイム(電球色 暗め)
明るさを落とした白熱電球のような深みのある色に変えると、バーのようなしっとりとした雰囲気が広がります。
シアター (電球色 暗め)
目が疲れないようにテレビ背面にあかりを残して。さらに、テレビに集中できるように、全体の明るさを抑えます。
キッチンや寝室にもシンクロ調色はおすすめです。
キッチン
朝食 (ベース:昼光色)
外光を取り入れながら、昼光色で天井を照らし伸びやかで爽やかな雰囲気を演出します。
調理 (昼光色)
食材の色味を自然に見せる昼光色で、手元をしっかり照らし、作業のあかりを確保します。
夕食 (ベース:電球色)
ダイニングからの視線を考え、天井と壁面を照らし奥行き感を演出。電球色で照らすと、しっとりとした雰囲気が広がります。
バータイム (手元:電球色、ベース:電球色暗め)
手元のあかりを確保しつつも、落ち着いた雰囲気を損なわないように、ベースのあかりは少し抑えましょう。
寝室
目覚め (昼光色)
昼光色で空間全体を明るく照らし、爽やかな目覚めの時間を演出します。
くつろぎ (電球色)
電球色の光を寝室に広げて、しっとりとした雰囲気を漂わせます。
おやすみ前 (電球色 暗め)
明るさをさらに抑え、就寝前にふさわしい落ち着いた雰囲気を広げます。
異なる光色を同時に使うことで、新たな照明空間が生まれます。
だんらん、学習のシーンには、「光色ミックス」がおすすめ
「光色ミックス」といっても、光色をむやみにまぜることではありません。
中央(あかりだまり)と周辺(壁のあかり)にあかりを分散配置し、その光色を互いに少し変えることで、最適なシーンを作り出す照明テクニックです。
適所にあかりを分散配置する「シンフォニーライティング」、そして光色の微妙な調整ができる「シンクロ調色」ならではの照明設計といえます。
だんらんは、中央:温白色、周辺:電球色がおすすめ
だんらんのシーンでは、くつろぎと活気を兼ね備えた「温白色」で空間全体を統一することがスタンダードな提案。しかし最近の研究で、中央のあかりは「温白色」のまま、周辺のあかりを「電球色」に変えれば、より快適で、広く感じるということがわかってきました(右表参照)。ぜひ、だんらん時に 「光色ミックス」空間をお試しください。
【実験方法】(照明に興味があり、1年以内に住宅所得予定と回答した)30代から40代の女性16名 を対象にリビングルームを模した実験空間にて、部屋中央部分、及び正面壁・観察者頭上付近それぞれの照明の色温度・明るさを変化させ、観察者がソファーに着座した状態で観察し、空間の印象評価を各項目7段階(-3 ~ 3)で実施。
学習は、中央:昼光色・周辺:温白色 がおすすめ
学習のシーンでは、文字が読みやすく、活気のある「昼光色」でテーブル面を照らすのがおすすめ。しかし、空間全体を「昼光色」にしてしまうと、同じ空間でくつろぎたい人にとっては、あまり好ましい雰囲気にはなりません。そこで、中央のあかり(テーブル面)は「昼光色」のまま、周辺のあかりを「温白色」に変えることで、勉強する人はテーブルで勉強に集中でき、その他の人はほどよくくつろぐことができます。この「光色ミックス」は、同一空間で別行為を行う時の光色バランスをとるテクニックといえます。