( gallery )
2024.12.01
- text
- 徳 瑠里香
- photography
- きるけ。
猫と人が混ざる家
愛猫と過ごす民泊施設であり、モデルハウスでもある一軒家「nyans」。猫、子ども、大人。3者の目線で、暮らしやすい家を考え尽くした。
LDKの中央にはどーんっとオリジナル家具を造作。階段下にあるこの棚は、オープンラックでもあり、キャットウォークでもあり、オブジェのようでもある。定義が曖昧だからこそ、猫、子ども、大人、それぞれにとっての多目的な場所に。
壁は匂いの分解ができて猫が爪を立てない珪藻土に。床は傷つきにくいペット対応のフローリングに。ドアはすべてVERITIS(ベリティス)を採用した。
猫がドアを開けないように、開き戸で、握り玉で、鍵が上下2箇所でかけられる。さらに、表面シートが傷に強く、猫専用のくぐり戸がつけられる。機能性・メンテナンス性の高いドアは、猫と人の快適な距離を保つ。素材の質感があるドアの色柄は、無垢のオリジナル家具とも相性がいい。
猫と人。どちらかを優先し、どちらかが我慢するのではなく、絶妙な塩梅でその「あいだ」の快適さを見事に実現した。
*記事内でご紹介した商品は、2024年12月1日時点の仕様となっております。
ご検討の際は、ショウルームやカタログ等でご確認ください。