( gallery )
2024.03.01
- text
- 徳 瑠里香
- photography
- 林 直幸
ヴィンテージも現代アートも
文化が根付く京都にある一軒家。リビングには、ヴィンテージ家具や世界を代表する作家の名品、新進気鋭のアーティストの作品が並ぶ。静けさと清らかさをたたえ、深い味わいと洗練された美が混ざり合うその空間は、アートギャラリーさながら。
「引き継がれてきた文化と歴史に、現代アートが融合するものに惹かれる」という家主が、中古の建売を購入し、数年かけて、インテリアで好みの空間をつくりあげてきた。
暮らし始めて2年が経つ頃、インテリアの延長線上で、ドアリノベをした。インスピレーションの源は、かつて訪れて心に残っていた、港町の重要文化財のビルの中にあるギャラリーの扉。木目調のガラス面のあるドアに、青みのあるホワイトのペンキを重ね、真鍮色の取っ手をつけた。新しいけどどこか懐かしさのあるドアは、ヴィンテージ家具とも現代アートとも相性がいい。
時間をかけて、一つひとつ自分たちの五感で選び抜いてきた、美しいものに囲まれる暮らし。ただいるだけで満たされる、そんな空間に身を置く喜びが溢れている。
*記事内でご紹介した商品は、2024年3月1日時点の仕様となっております。
ご検討の際は、ショウルームやカタログ等でご確認ください。