( gallery )
2024.02.01
- text
- 片桐 絵都
- photography
- 阿部 駿
古民家を“刷新”する
日本民俗学の父・柳田國男が生まれた兵庫県福崎町。田園風景が広がるのどかなまちに、築100年の古民家をリノベーションしたショールームがある。
かつて個人病院を営んでいた住宅は、明るい南向きの診察室に対し、家族が暮らすスペースは暗く奥まった配置に。そんな昔ながらの「田の字」型の間取りを再構築し、現代らしいLDKの概念を取り入れた。
南向きのリビングと対面キッチン、2階は吹き抜けにして開放感と一体感を。パントリーとファミリークローゼットを設置し、金物補強で耐震性を確保した。木枠の窓はアルミ樹脂複合サッシと断熱ガラスに変更。もう「古民家は寒い」とは言わせない。
100年前からこの家を支えてきた大黒柱と梁はそのままに。レトロモダンな空間を引き締めるドアは、もともと使われていたものとVERITIS(ベリティス)をミックス。Craft Label(クラフトレーベル)のブラックオーク柄で統一し、真鍮の引手をアクセントにした。表情のある土壁とアースカラーのクロスも違和感なく馴染んでいる。
建て替えるのではなく、住み継ぐ。家とともに家族が刻んだ歴史は、世代を超えて受け継がれていく。
*記事内でご紹介した商品は、2024年2月1日時点の仕様となっております。
ご検討の際は、ショウルームやカタログ等でご確認ください。

















