( gallery )
2024.01.09
- text
- 徳 瑠里香
- photography
- きるけ。
白い静けさと北欧のぬくもり
雪国に建つ一軒家。扉を開けると、その先には限りなく真っ白に近い空間が広がる。
白い壁に、凛とした透明感を放つVERITIS(ベリティス)のしっくいホワイト柄のドアと、木目に白い塗料を混ぜたウォッシュドオーク柄の床。キッチンも白を選び、背面にあるカップボードのみ差し色としてグレージュを選定した。
吹き抜けのある開放的なリビングには、R(アール)型の出入り口がある白い壁が階段を隠すようにして佇む。階段を上がった先にある2階の小さなホールの腰壁の本棚のニッチも白。洗面台も白。
清潔感のある真っ白と、温かみのあるグレージュ、そして淡い木目。
建材に合わせて、家具や雑貨、子どものおもちゃを選ぶときも、この3つの色を基準にしている。目立つ色柄は壁に付けられたボルダリング以外、目に飛び込んでこない。色を絞り込んだ空間には、美術館のような静けさと北欧を感じさせるぬくもりが共存する。
すっきり片付いた部屋で、シンプルな日常を過ごす。とことん「白」を重ねた選択は、暮らしに余白を生んでいる。
*記事内でご紹介した商品は、2024年1月9日時点の仕様となっております。
ご検討の際は、ショウルームやカタログ等でご確認ください。


















