VERITIS MAGAZINE

デザインのコンセプトは、繊細な和の伝統美とシンプルで温かみのある北欧の雰囲気を掛け合わせたジャパンディスタイル。

空間の主役となるのが、京都の町屋など伝統的な日本の家に使われる格子のドア。玄関から連なるリビングには採光部が格子になっているハイドアを、和室の入り口には格子調の引き戸を採用。どちらのドアも優しい木の質感のあるイデアオーク柄を選んだ。ドアのほかにも、玄関や外観に格子を取り入れることで、カジュアルな洋の雰囲気に、和の重厚感と高級感をプラスした。

脇を固めるのが、淡い色調が光の加減で変化するパールグレー柄のドア。玄関のクロークや洗面室の収納扉などに採用し、北欧の洗練された温かみをさりげなく演出する。

和と北欧の雰囲気を醸し出す、イデアオーク柄とパールグレー柄のドア。それぞれが主張しながらも、邪魔をせず共存するように美しく佇む。偏りがなく、あらゆる人を受け止めてくれる落ち着いた空間がここに完成した。