( interview )
家づくりを進める中で、インターネットで情報を得たり、部分的なサンプルを取り寄せてみたりしてみても、空間全体を立体的に思い描くのは難しい。でも、暮らしのシーンをイメージしながらショウルームを歩けば、自分たちにとって“心地良い暮らし”のヒントがきっと見つかるはず。
2018年に新築戸建を建て、夫婦と4人のお子さんと生活を営むtamaさんが、パナソニック名古屋ショウルームを訪問。どんな暮らしのヒントを見つけたのか。その過程を辿る。

おおらかなリゾート空間
もともと転勤族で家を建てるつもりはなかったというtamaさん。インターネットで出会った株式会社house stageの施工事例に惹かれ、勢いで申し込んだ相談会で話しているうちに、家を建てる決意が決まったそう。
tamaさん「転勤族だからこそ、子どもたちが巣立ったあとに帰って来られる実家をつくりたかったんです」
そうしてスタートした家づくりと同時に投稿を始めたInstagramはたちまち人気に。パートナーの転勤先に家族みんなで拠点を移し、マイホームを一旦離れたいまも、インテリアや暮らしの風景は支持を集めている。
tamaさん「実は新築戸建を建てる際、このショウルームにも来ていて、パナソニックのドアと床を使わせてもらっています。今回、4年ぶりの訪問です」
パナソニックショウルーム名古屋は現在、さまざまな暮らしのシーンを彩った空間を展示している。専任アドバイザーと、まずは、都会のリゾートハウスから見学。

アドバイザー「この空間は、キッチンに最新設備を取り入れ、インテリアはヴィラリゾートをイメージしています。内装に合わせてコーディネートしたのが、CUBIOS(キュビオス)で組み立てたテレビ収納。配線も隠せるので見た目もすっきりしますし、本棚とワークデスクも備えています」

tamaさん「テレビ台と合わせて見せるものも見せないものもたくさん収納ができるのがいいですね。空間全体で色味の統一感があって落ち着きます」
アドバイザー「ドアとキッチンの食器棚、キュビオスは同じチェリー柄で揃えています。同じ色を選ぶことで、空間に複数の色味が混ざらないので、よりシンプルでまとまった印象になるかと思います」
カフェのような部屋
次のシーンは、ヴィンテージテイストのDIY空間。

アドバイザー「ここでご覧いただきたいのは、左手奥のしきり窓。リビングとお子様の部屋をゆるやかに仕切ったり、玄関収納やクローゼットを仕切ったり、間仕切りとして使っていただけます」
tamaさん「採光部が広くガラスなので、仕切られているけど様子も確認できていいですね。この空間、覚えています!カフェのようなおしゃれな空間で憧れました」
アドバイザー「ヴィンテージテイストの家具や雑貨に合わせて、床や扉も選んでいます。テレビ台と収納として組み立てているキュビオスは、ユニットをウォールナット柄、扉をブラックオーク柄を採用しています」
tamaさん「枠と扉を違う色で組み合わせることもできるんですね。空間に合わせて色味を変えることで存在感あるキュビオスの印象も変わりますね」
ネイビーオーク柄がアクセントに
歩を進めて、木目調を活かした温かみのある空間へ。

アドバイザー「白と木目柄を基調にした空間で、ベリティス クラフトレーベルのネイビーオーク柄のドアがアクセントになっています」
tamaさん「真鍮のドアノブも、レトロな雰囲気がかわいいですね」
アドバイザー「キュビオスで組み立てたデスクスペースの引き出しもドアと同じネイビーオーク柄をアクセントに。このホワイトオーク柄のキュビオスは壁面が有孔ボード、扉はマグネットがつく仕様になっています」
tamaさん「へえ、全然マグネットがつくように見えないです。子どもの体温表や時間割、ちょっとしたメモを貼るのに有効活用できそうです」
印象的なスタイリッシュモダン
続いては、モノトーンを基調にしたスタイリッシュモダン空間へ。

アドバイザー「壁つけのキュビオスはユニットも扉もブラックオーク柄で組み立てています。床はラピスタイルフロアーのモルタルグレーを採用していて、石質仕上げで石ではないので、冷たくもなく掃除もしやすいです」
tama「クールでかっこいいですね。かつ実用性もあってすばらしい」

アドバイザー「パントリーとバスルームにつながる扉は、ベリティス Plus Label(プラスレーベル)の大型上吊引き戸PZ型、しっくいホワイト柄です。ドアなんですが、動く壁のようでもあります」
tamaさん「我が家はリビングでまさにこのドアを使っています! 背の高い大きな引き戸なのに重たくなくて、開け閉めがスムーズ。ソフトクローズなので子どもたちが指を挟む心配もない。開けているとドアがあることに気づかないくらい、空間が広々します。色柄も形もすごく気に入っています」
アドバイザー「ありがとうございます。扉の奥はアイシェルフで可動棚をつくっています。パントリーやちょっとしたデスクとしても使っていただけます」

大人の憩いの場
次の空間は、夫婦ふたりでのんびり過ごすミニリビング。

アドバイザー「このミニリビングではキュビオスでソファのような寛げるスペースをつくっています。色味はイデアオーク柄。上にレイン調の室内窓をつけて、循環する空気の質にもこだわっています」
tamaさん「キュビオスの使い勝手、幅広いですね」

アドバイザー「ミニリビングを仕切るのは、Air View(エアビュー)。12mmの細いアルミフレームのガラスの引き戸です」
tamaさん「ガラスなんですね!ちなみに、強度はどうなんでしょう?」
アドバイザー「強度は十分ありますが、ガラスなので幼いお子さんのいる家庭だと少し心配かもしれませんね。こちらはブロンズ調ですが、透明、半透明、スモーク調などガラスの種類を選んでいただけます。50〜60代のご夫婦がリフォームする際などに喜ばれます」
続いては、古民家の良さを活かした、憩いの場。

tamaさん「この吹き抜けの掘りごたつの空間は憧れます!」
アドバイザー「冬はこたつ、夏は座卓として、足が伸ばせる快適な堀座卓は人気ですね。ここでもテレビ台はキュビオスを使っていますが、空間を生かせるように圧迫感の少ないロータイプで組み立ています。色柄はユニットがブラックオーク柄、扉がウォールナット柄です」
メープル柄の優しい空間
次は、ペットが過ごしやすい、メープル柄のナチュラル空間へ。

アドバイザー「この空間では、ドアも床もキュビオスもすべてメープル柄で揃えています。キュビオスでテレビ台を浮かせて設置、ソファーの後ろにもキャットウォークもつくっています」
tamaさん「テレビ台が浮いていると、ペット毛や埃も掃除がしやすいですね」

アドバイザー「ドアはベリティス Standard Label(スタンダードレーベル)LC型のメープル柄を採用しています。ドアの下には、ペットが自由に出入りできるペットドアを備えています」
tamaさん「こんな選択肢もあるんですね。いつかペットを飼いたいと思っていますが、これなら快適に過ごせそうです」
高級感あるクラシックモダン
そして、重厚感と華やかさがある上質な大人のモダンクラシック空間へ。

アドバイザー「この空間は、将来を見据えたリフォームを想定しています。ドアは大きなベリティス プラスレーベル PZ型のウォールナット柄を採用。リフォームの際、引き戸がつけられない場合でも、壁外面にレールをつけるアウトセットで後付けが可能です」
tamaさん「我が家のリビングで使っている引き戸と同じデザインですが、色味が変わるだけでずいぶん印象が変わりますね。高級感があります」
アドバイザー「ここではキュビオスを間仕切り棚として使っています」
ドアと床の組み合わせ
シーンに合わせた空間展示を巡ったあとは、ベリティスのドアと床の展示へ。

アドバイザー「ここからがベリティスのドアと床の展示になります。クラフトレーベルを始めたときに需要が多かったのが、このルーバー調のクローゼット扉。こちらは収納用建具として折れ戸のPL型、色味はホワイトオーク柄になります」
tamaさん「海外のホテルみたいで、おしゃれですよね。クローゼットに使いたいです」

アドバイザー「ここでは、ベリティスのドアと床の組み合わせを実際に目で見て手で触れて、選んでいただけます」
tamaさん「4年前、ここでドアと床を決めました!たくさん選択肢があるので迷ってしまいますが、じっくり見て選んだドアはいまでもお気に入りです」
さまざまなシーンの展示がある名古屋ショウルームをぐるっと一周巡ったtamaさん。印象に残ったことは?
tamaさん「マグネットがつく仕様はすごくいいなあと。最近はマグネット収納も増えていますし、実際に使うシーンが想像できました。取り入れたいですね」
ショウルームを周って、どんな暮らしのヒントを得たのか──
tamaさん「4年ぶりに来ましたが、建具や家具がトータルで展示されているので、すごくわくわくしました。私もまだ家づくりの途中でリフォームや模様替えはしたいと思っているんですが、SNSにはたくさん素敵な空間が溢れているので、情報を集めすぎるとつい頭でっかちになってしまいます。でも実際にショウルームで見て触れてみると、感覚的に自分の好きに立ち返ってたしかめることができる。私はやっぱりシンプルなものが好きなんだなと改めて思いました。家を建てる予定がなくても、ショウルームを訪れて歩くだけでも理想が膨らんで楽しいと思いますよ」
*
それぞれのシーンの展示空間で、これからの暮らしの理想のイメージを膨らませていたtamaさん。自分にとって心地の良い暮らしとは? どんなカラーコーディネートに心が踊る? 具体的な暮らしのシーンを思い描きながら、ぜひショウルームを歩いてみてほしい。
パナソニックショウルーム(全国63箇所)
お近くのショウルームの検索はこちらから
https://sumai.panasonic.jp/sr/

今回訪れたのは、
パナソニック ショウルーム 名古屋
〒450-8611
名古屋市中村区名駅南2-7-55
10:00~17:00
予約は公式サイトから
https://sumai.panasonic.jp/sr/nagoya/
夫と4人の子どもと暮らす主婦。アパレルショップで店長として販売やディスプレイを担当していた経験から、洋服や雑貨など物選びが好き。家づくりをきっかけに始めたインスタグラムでは、インテリア・収納・便利なアイテム・育児についてなど、リアルな暮らしを主婦目線で投稿。現在のフォロワーは7万人超え。家族みんなが暮らしやすい家を目指して、インテリアにこだわったり、ちょっとした暮らしの工夫を積み重ねるなど、奮闘の毎日を送っている。
- tama.living










