リノベーション前のT様邸のキッチンは、窓に向かって配置されたI型のキッチンでした。奥行きがあるのに作業スペース幅は狭く、家族がキッチン内ですれ違うのもひと苦労。当然ながら作業動線がスムーズではなく、モノの出し入れにも苦労されていました。また、キッチン前のダイニング空間とリビングが分断されてしまい、眺望の良いLDKを広々と使えていないこともお悩みでした。
そこでリフォーム会社から提案されたのは、キッチンを島のようにリビングに向かって配置するアイランドキッチン。左右どちらからでも出入りできるため家族の行き来もスムーズになり、さらにLDKを分断することなくひとつながりの大空間として使えるプランです。
「アイランドキッチンは素敵だけど、リビングダイニングからキッチンが丸見えになるのが気になり、最後まで悩みました。共働きで忙しい私たちが、片付いた状態をキープするのは大変だなって。そんなとき友人宅で対面キッチンの手元をダイニング側から隠せる造作があると教えてもらい、これだ!と(笑)。パナソニックのキッチンではスマートステップと呼ばれるタイプなのですが、これなら視線を遮るだけでなく、キッチン側からは収納として使えるのでとても便利です」
洗剤・スポンジや調味料など、生活感が出てしまいがちなアイテムをすっきり収納。「スマートステップのおかげで片付けのプレッシャーから解放されました」と奥さま。
細々したモノがあふれ使いづらかったカウンターも、リノベーション後はすっきり。カウンターを活用して配膳がスムーズに進みます。
回遊できるアイランドキッチンならではの動線を活かし、キッチンの背後とサイドに食器棚や家電収納を配置。これまで別々の場所に収納されていた家電品や調理グッズ、食材もキッチンを囲むように収納できるようになり、効率的に作業ができるようになったそうです。
シンク上でネットをスライドさせて下準備スペースが広げられる『PaPaPaシンク』もお気に入り。下準備でワークトップがびしょびしょになることもなくなり、ストレスフリーになったそうです。
ご夫婦ともに働かれているT様邸では、できるだけ家事の負担を減らせるように、キッチンの機能性にもこだわられました。食器だけでなく調理道具も同時に洗える海外製の大容量の食器洗い乾燥機を希望し、ご要望の機種を入れられるパナソニックのLクラスを採用されました。
3口のガスコンロが横並びになった『トリプルワイドガス』を採用。ヒーターの手前のスペースでさっと盛り付けができるため、重い鍋を作業台まで運ぶ必要もなくなります。
キッチンのサイドにはリノベーション前の住まいで使われていたカップボードを配置。LDK全体の雰囲気に合わせ、ブラック色の引戸で隠しています。デザインの統一感を持たせることでLDKを広々見せる効果も。
カップボードの一部は家電収納に。動線の流れに沿って調理家電を配置したため、作業効率もアップしました。
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