にぎやかな大家族で生活を送られていたF様は、年月を経てご夫婦二人暮らしになり、「夫婦で楽しく過ごせる、ゆとりある空間を設けたい」とリフォームを検討され始めたそう。
「まずは、イメージ作りから」と、パナソニックのショウルームにご来場。それをきっかけにご夫婦の希望を叶えるリフォームのプロフェッショナルとの素敵な出会いもあり、3階建ての2階ワンフロアを大胆に変化させ、広さ・使いやすさだけでなく、照明をうまく使った空間づくりがしたいとリフォーム計画が動き出しました。
もともとアートや照明に興味をもたれていたご主人が、特にこだわられたのが照明演出。
F様邸の玄関は北向きのため、光が届かず暗い印象でした。お客様をお迎えするときのことを考え、当初はフロア全体を明るくしようと、玄関に南向きのLDKから光を採り入れるプランも検討されたそうです。しかし「それだと、フロア全体の光が単調になってしまう。玄関から入ったところはあえてそのままに。廊下のギャラリー、リビングドアへと “光”で順番に導いて、最後にリビングドアを開けると明るく開放的なLDKが目の前に広がる。そういうドラマチックなひとときを味わってもらいたい」というご主人の想いから“光の演出”ができる空間設計に。実際のプランニングでも光の角度などを何度も検討され、理想通りの“光”によるおもてなし演出を実現されました。
また、シーンや状況に応じて多彩な“おもてなし”ができるように、玄関・ギャラリー・廊下・リビングドア・LDKとそれぞれで独立した照明設計を行い、変化のある空間をつくりあげました。
廊下は絵を楽しむギャラリーに。
ご主人が集められたアート作品は、何枚飾るかはあえて決めずにピクチャーレールを設置。照明はユニバーサルタイプを採用。照明の位置や角度、色は何度も検討されたそうです。
ギャラリーからリビングへ抜ける廊下はあえて暗く演出することで、お客様に期待感を持ってもらう仕掛けに。歩を進めると、人感センサーであかりが灯り、天然木の風合いが感じられるリビングドアがお出迎え。「こちらへどうぞ」と光がお客様をご案内します。
木の質感豊かなリビングドアを照らす照明を、廊下側の天井に配置。ドアに彫り込まれたレリーフの陰影が浮き立ち、素材の上質感を引き立てています。
広々としたLDKには、さまざまなタイプの照明を採用されました。壁と照明を一体化させたリビングの「建築化照明」をはじめ、各所に調色・調光できるタイプの照明を設置。
「照明器具のラインアップだけでなく、性能も空間デザインも提案してもらえて心強かったですね」と奥さま。
しかし、照明演出を楽しめる空間を作ったものの、シーンに応じてその都度たくさんのスイッチを切り替えるのは大変・・・。そこで採用されたのが、シーンごとの照明をワンタッチで切り替えられる『リビングライコン』。リビングの壁面に設けたパネルにあらかじめ4シーンを設定しておけば、ボタンひとつで照明演出を楽しむことができます。
F様邸では、大勢で集うときには“だんらんのあかり” 、静かに落ち着いた時間を過ごしたいときには“くつろぎのあかり” 、テレビボード上の建築化照明の光を消灯して美しい映像を楽しみたいときには“テレビ鑑賞のあかり” 、ダイニングのみを照らす“食事のあかり”の4シーンを設定。「照明を変えることで、ひとつの空間が何通りにも変化し、それぞれの雰囲気を楽しんでいます」とおっしゃっていました。
『リビングライコン』でシーンに応じて照明をワンタッチ切り替え。設定もボタンを押すだけなので、手軽にできます。
「設定も思ったより簡単でした。その時々の気分にあった素敵なあかりに包まれています」と奥さまもにっこり。
今すぐリフォームを始めたい方