( guide )
床や壁、キッチンなど、大きな部分に目が向きがちな家づくり。けれど住まいの印象を左右するのは、案外小さなパーツだったりします。
今回訪ねたのは、ベージュや白を基調に、やわらかな色合いでまとめられたmokaさん家族の住まい。間取りからとことんこだわり、自分らしさを追求した築3年の平屋です。
そんなmokaさんが「住み始めて気になるようになった」と話すのが、ドアノブの色。暮らす中で少しずつ変化させてきた空間に合わせ、ドアノブも交換することに。その軌跡をたどりながら、住まいの完成度を高めるコツを探ります。
●自分に合った間取りを追求する
●ドアノブ一つで空間は変わる
●余白のバランスに注目する
普段はWebデザイナーとして働くmokaさん。住まいのデザインにもこだわりが強く、工務店選びから苦戦したのだそう。
mokaさん「玄関から入って正面が壁で、LDKのドアを開けると左手にキッチン、右手にリビングが来る配置にする。玄関・キッチン・脱衣所を回遊動線でつなぐ。キッチンのコンロの位置は右側にする。ロフトがほしい……など、やりたいことが具体的すぎて(笑)。
いろいろな工務店さんに相談したのですが、なかなか全てが叶う間取りには出会えませんでした。そんな時にWeb検索でヒットしたのが、シンプル工務店さん。ちょうど完成見学会の告知と間取りが掲載されていて、見てみるとドンピシャ!そこから本格的に家づくりが始まりました」

見学会に足を運び、そこで見た間取りをベースに、mokaさん流にアレンジを加えていったと言います。
mokaさん「リビング上にロフトを設け、キッチンとカップボードはベージュで統一。カップボードは少し短くして、空いたスペースにニッチを入れました。また、冷蔵庫とパントリーは使い勝手を考慮してコンロと同じ右側に配置。さらに『蹴込み』と呼ばれるキッチンの足元のへこみ部分を減らして、できるだけ収納スペースが多く取れるようにしました」

ひときわ目を引くゴールドの水栓は、Instagramの事例を参考にしたのだとか。
mokaさん「見つけた瞬間、一目惚れ。もう『水栓はゴールド以外ありえない!』と思いました。もともとタッチレスセンサーの機能などは必要ないと思っていたので、既製の水栓を探して購入し、メーカーさんに取り付けていただきました」

#Tip1:冷蔵庫とパントリーをコンロ側に
#Tip2:ゴールドの水栓でキッチンを彩る
入居当初は黒ベースだったキッチン家電も、やわらかな空間に馴染むよう白に新調。キッチン全体が明るくなり、ゴールドの水栓もより映えるように。
mokaさん「そうやって少しずつ整えていくと、リビングドアのドアノブに違和感を覚え始めました」
(Before)玄関の明かりをリビング側にも取り込むため、クリアガラスの格子ドアをチョイス。
ドアはVERITIS Craft Label(ベリティス クラフトレーベル)のパールグレー柄で、ドアノブはオフブラック色。なぜ最初に黒を選んだのでしょうか。
mokaさん「家のテイストって、ファッションの好みと通じるものがあると思うんです。どんな家をつくりたいのかが言語化しにくい人は、一度ファッションに置き換えてみると形にしやすいと思います。
私はファッション誌で例えるなら『リンネル』より『sweet』寄り。ナチュラル系よりも、ガーリーさのあるキレイめなスタイルが好きです。だから空間も、淡い色だけでほっこりさせるのではなく、ドアノブを黒にして引き締めたいと考えました。
単体だとバランスがよく、最初は何とも思っていなかったんです。でも引きで見た時に、ドアノブだけ浮いている気がして……。そこで今回、オフブラック色から真鍮色にリノベしました。たったこれだけなのに、空間の完成度が高まりましたね。小さなパーツですが、意外と目に入る部分なんだと気づきました」
(Before)
(After)
(After)ドア:ベリティス クラフトレーベルLH型 採光部:透明熱処理ガラス 色柄:パールグレー柄 ハンドル:A1型 真鍮色
#Tip3:家をファッション的に捉える
#Tip4:引きで見てドアノブを選ぶ
Webデザインは余白のバランスが重要。mokaさんは、その考え方を家づくりにも応用しています。
mokaさん「コンセントなどの位置だけでも、空間の印象は左右されます。例えば、ダイニングテーブルの近くにあるスイッチとコンセントは、上にある2連の窓枠のちょうど中心に来るように取り付けました。施工の際には、業者さんに細かく位置を指定しましたね。その他にも、設計段階で窓などのパーツのラインを合わせたり、インテリアを等間隔に並べて余白を揃えることで、洗練された印象になるように配慮しています」

工務店が決まらない最初の期間は、心が折れそうだったというmokaさん。
mokaさん「シンプル工務店さんは細かい要望にも真摯に応えてくださって、すごく感謝しています。NGを出されたことは、たぶん一度もなかったんじゃないかな。おかげで理想のマイホームが叶いました。
実は当初、平屋にするつもりはなくて。広い土地が必要で、基礎や屋根面積も大きくなるので、2階建てよりも割高になる場合が多いんです。でもシンプル工務店さんのプランは良心的で、平屋も夢じゃないかも?と、間取りの構想がどんどん広がっていきました。今では平屋という選択ができて、本当によかったと思っています。これからも少しずつ手を加えて、心地よい家にしていきたいですね」

#Tip5:コンセントやスイッチの位置にもこだわる
#Tip6:余白を揃え、洗練を生む
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ドアノブの色を黒から真鍮へ。そんな小さな変化が、mokaさんの住まいの解像度を一段上げました。淡く優しいだけではない、整然とした美しさは、細部へのこだわりを積み重ねることで生まれるのかもしれません。

- https://www.instagram.com/moka._.moko
*記事内でご紹介した商品は、2026年10月15日時点の仕様となっております。
ご検討の際は、ショウルームやカタログ等でご確認ください。










