都心へのアクセスもよい路線の駅前という、絶好のロケーションにそびえる高層マンションにお住いのY様ご夫婦。同じマンションの中層階から、より広くて眺望のよい上層階に住み替えをすることに。
広さや眺望は理想通りでしたが、リビング・ダイニングの一面が窓のため、壁面が少なく、今まで使用していた家具が設置できず、新居の壁面に合わせたTV廻りの収納を探していたところ、パナソニックの収納システム『キュビオス』を知り、ショウルームへ足を運ばれました。そこで住まいの様々な設備や空間展示を見たり、コンシェルジュに相談しているうちに「リノベーションすると、こんなに暮らしが変えられるのか!」と驚いたというご主人。「よし我が家も変えるぞ!」と、キッチンを新しくして配置を変えるなど、バスルームを除くほとんどに手を入れるリノベーション計画が始動することになりました。
ショウルームで見かけたキッチンのスタイリッシュな美しさにひと目惚れし、「キッチンを含むこの空間ごと我が家に置きたい」と感じたY様ご夫婦。そこで、このキッチンを主軸とした自分たちが心地よく過ごす住まいをつくるため「できることは全部する!」をコンセプトに掲げ、ライフスタイルに合ったLDK が完成しました。
Y様ご夫婦は、ご友人たちと食事をする機会が多いものの、愛犬を長時間留守番させるのは不安なため、自宅でホームパーティーを開いて料理を振る舞うことも多いのだそう。一方、新居に設置されていたキッチン空間は、キッチンの前に壁があり、料理の準備をする際、奥さまだけが忙しくなってしまうなどホームパーティーには不向きなレイアウトでした。「キッチンを変えたら、もっと暮らしやすくなるかもしれない」そして「家族との日常も、友人との時間も心地よく過ごせる住まいにするために、できることは全部しよう」と、キッチンの間取り変更や壁面収納の導入、ちょっとした思いつきや工夫でLDK をよりよい空間へと変貌させました。
かつてのキッチンは、窓側を向いた対面式の半独立タイプでしたが、リノベーション後はリビング側全体を見わたすアイランドタイプに。窓から外の景色も眺められ、開放感あふれるキッチンになりました。
こちらは、リノベーションのきっかけとなった壁面収納システム『キュビオス』。当初は壁面全体を収納にするつもりでしたが、インテリア性も追求し、『キュビオス』を上下でセパレートして、壁面には大理石のモチーフタイルをあしらいました。
リビングの小窓がある部分には、『インテリアカウンター』を設置。その明るさと開放感を生かした書斎コーナーになりました。「小窓があることで、明るく、風が通るのがいいですね」とご主人。
「できることは全部しよう!」の発想から、次々にアイディアが浮かんできたというY様ご夫婦。リビングの窓は高層のため開けることができず、隣接している洋室のバルコニーに出たがる愛犬のために「キッチン背面の壁に出入口を設けて、隣接の洋室に行けたらバルコニーに出やすくなるかも」という思いつきから、キッチン背面と洋室の間に出入り口を設けたら、これが大正解! 廊下を通らなくても、キッチンから洋室、その先の玄関やサニタリーへと抜けられる新しい動線が生まれ、回遊性が高まり便利になりました。窓が開かないことで、心配していたリビングの風通しの悪さも「通路を確保したことで、空気が循環しやすくなった」と実感。ちょっとした住まいの見直しが、予想以上の快適をもたらすこともあるようです。
また、カーテンボックスを小さくするなどの工夫で、開放感もさらなるものに。風が通り、たっぷりの光が注ぎ込むLDK で、日常の心地よさを満喫されています。
キッチンに隣接する洋室との間に設けた引き戸(キッチン背面側)。愛犬の通り道としてのほか、パーティー時はゲストから預かった荷物や上着を置きにいくときなどにも活用しています。玄関からもリビングからもキッチンにアクセスできるようになり、日々の動線が快適になるだけでなく、風の通り道としても心地よさをもたらしてくれました。
ご主人のアイディアで、LDKの一面窓上に付いていた大きなカーテンボックス部分を小さくしました。窓を覆うものがなくなり、開放感がアップするだけでなく、凹凸が減り室内もすっきり。ご主人一番のこだわりポイントです。
西側の窓辺に設置したのは、窓からの光を遮らない高さの収納システム。窓の幅や高さに合わせて設置しているため、住まいの一部のようにしっくりなじんでいます。ここには書類など、たまに使うものを収納しているそう。
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