閑静な住宅地に佇むM様邸。阪神・淡路大震災のダメージをきっかけに建替えられ、21年間ご家族を見守り続けてきました。建替え当時、まだ小さかったお子様たちは独立され、ご夫婦二人の暮らしに。
これから先の暮らしを考えた時に「1階中心で暮らせる家にしたい」と漠然と考えておられました。せっかくリフォームするなら元気なうちにしたい。その気持ちを固めたのは、ショウルームでのモデル展示「淡路島で隠居生活」でした。 LDKをひとつながりとする開放感たっぷりなその展示はリフォームのイメージと重なり、決意する第一歩となりました。
1階は将来ワンフロアで生活することを見据えた間取りにしました。さらに防犯性に優れたペアガラスと最新式のドアホンで安心に暮らせる工夫も。「大勢の客人が集まってわいわい騒いでも気兼ねなく過ごせる空間にしたい」そんな想いが叶うリビング空間となりました。
以前はリビングダイニング、キッチンや和室で細かく区切られていて、薄暗く、寒い空間でした。リビングでゆっくり過ごすことも少なかったそうです。
この悩みを解消しようと、階段部分を吹き抜けにして2階から光を取り入れようと考えていたそうです。ところが提案されたプランは、採光量を増やすために、リビングダイニングの2枚窓を4枚に広げる。さらに、窓ガラスは防犯性に優れたペアガラスに変更する、というもの。このプランが大正解でした!
以前は、就寝時、雨戸を閉めていたので、起床してLDKに入っても真っ暗で冷え切っていましたが、防犯性に優れたペアガラスにしたことで、雨戸を閉める必要がなくなりました。
東側の窓を広げたことにより、特に朝日が差し込むようになったそうで、朝からたっぷりの日差しが差し込む快適なLDKになりました。
快適なLDKを生み出したもう一つの理由が床暖房。
「うちはスリッパは出さないの」と奥さま。足元だけでなく、リビング全体も暖かく、冬でも天気がいい日はエアコンを使わずに床暖房のみで過ごせるようになったそうです。
「ポカポカしていい気持ち。」とご主人のお気に入りの過ごし方は、床にゴロンと横になるスタイル。大の字になって、背中を暖めるのが気持ちいい。空間が広々しているので、ストレッチをして過ごすこともあるそうです。
実はこの快適さを長持ちさせるのに一役買っているのが、ペアガラス。暖かさを長持ちさせ、床暖房を消しても2時間くらいは暖かさが保てるそうです。
今まではひと仕事だった窓の結露拭きもなくなり、窓ガラス横も部屋の中央も温度が変わらないように感じるそう。
また、遮音性能も向上したため、「風が強く吹いたりしても外の音が気にならなくなりました」。
2倍の幅に広げたリビング東側の窓。窓そのものの断熱性が高いため、開口部が大きくなっても室内にひんやり感は伝わりません。
リビングの隅に設けたPCで作業されることも多い奥さま。「以前はひんやりしていたが、今は暖かで快適です。」と、リビングの心地よさを実感されていました。
1階の和室を洋室に変更。将来、ご夫婦が年を重ねたときはベッドを置いて寝室として活用する予定です。床の間をクローゼットにして衣類を収納し、ワンフロアで住めるように配慮しました。隣り合うリビングとつながるドアは下レールのない上吊り引戸にすること。ドアが開けば大空間のリビングに、閉まればプライベートが保たれる寝室に。普段のくらしや来客に合わせて、ユーティリティに使い分けができる工夫です。
戸建住宅で気になるのが、防犯。そこで最新式のワイヤレスモニター付テレビドアホンを採用しました。
来客があるとドアホンの映像がスマホに送られてくるので、必要であれば対応できるのも便利です。ちょっと出かけたすきに宅配便が届いても「すぐに戻るから待っていてください!」とお話しできます。なぜか、少しの用事で出かけた時ほど来客があるので、とても助かっているそうです。
ガレージには屋外センサーライト付き防犯カメラを設置。そこを動くものが通ると照明が付き、スマホにメッセージと映像が送られます。必要であれば、スマホから声を発生することもできるので、抑止力になるそう。
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