きっかけは、ビルトイン洗濯機が壊れたこと。洗面と浴室のリフォームをするつもりが、ショウルームで思いがけない提案を受けたことで、ごちゃごちゃ散らかって気になっていたLDK空間もリフォームすることになったJ様。
「開放感は最優先。でもキッチンは独立させたいし、収納もたっぷりほしい。」というご要望・・・。
さて、どんなリフォームになったのでしょうか。
以前のLDKは対面式の長いカウンターに大収納の棚がついており、リビング側から食器等が見える状態でした。また、タワーマンション特有のガラス張りのリビングはテレビのレイアウトが限られ、リビングの中心にソファーがあり、ダイニングからソファー越しにテレビを見られていたJ様夫妻。
「オープン設計は気に入っていたのですが、多くのモノが視界に入るのでくつろげなくて・・・」と普段からストレスを感じられていたそうです。
「快適なLDKにしたい、でも収納も確保したい」そんなJ様のご要望を叶えるべく、施工店が提案したのはLDKをつなげた開放的な大空間ではなく、あえてキッチンとリビングを間仕切り壁で区切るという大胆な発想でした。
対面式のカウンター部分をモノリス(テレビタワー)に変更し、ダイニングスペースで程よくキッチンとリビングをつなぐことで、「キッチンは独立させたい」という奥さまのご要望も叶えられ、リビング側からは生活感が出てしまうキッチンを上手に隠して、使い勝手の良い開放的な空間を実現しました。また、完全に区切ってしまっては閉塞感が出るので、あえてモノリスをLDKの中央に配置し、左右にスリットを設けました。目線の逃げ場を確保することで圧迫感のない広がりのある空間に仕上がりました。
間仕切りは手持ちのダイニングテーブルの長さに合わせて設置。
ダイニングを介してキッチンとリビングの空間を適度につなげることで、それぞれの空間ごとの役割を演出できます。
モノリスの裏側も上手に活用。リビングから見えない収納を作ることで、視界を遮る効果が生まれました。高層マンションならではの景色が映えるすっきりとした開放的な空間に仕上がりました。
リビングの中心にあったソファーは窓際に配置することで、
モノリスに設置したテレビをゆったりと楽しめるリビングになりました。
「ソファーに座り、夫婦そろって大型テレビで映画やドラマ、音楽を楽しむのがとても快適!夫もこのソファーに座ってくつろぐのが大好きなんです」と奥さま。
また、室内の各所には旅行が好きとおっしゃっていたお二人が旅先で購入したオーナメントや絵画、タペストリーなど、雑貨や小物などをセンス良く飾れるような工夫をしました。
「ディスプレイした思い出の小物たちがより栄える空間になり、飾る楽しみが増えました」と奥さまが嬉しそうにおっしゃっていました。
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