ガラスの建具が
取り込む心地よい光

設計者の声

細部も美しいガラス建具で
既製品建具というジレンマを解消。

2階LDKの場合、動線が長くなりがちなので玄関とできるだけ近くに感じられるように階段の位置も重要です。階段が吹き抜けとなって2階の光を1階に落とすことも可能になります。ただし室内の温度環境を保つには工夫が必要。2階階段室の廻りをガラスで仕切るという手法が考えられます。でも、標準寸法の既製品建具を用いようとすると、天井面に垂れ壁を設けなければならず、デザインがどうしても野暮ったくなってしまいます。その点ベリティス プラスには大きな魅力を感じます。2700㎜以内の高さであれば1㎜単位でサイズオーダーすることが可能なので、今回は2225㎜に対して同じ高さのガラスの建具を天井いっぱいに取り付けています。

枠廻りのデザインにも目を見張るものがあると思います。ガラスの片引戸は床レールが不要な上吊りタイプですが、天枠が石膏ボード内に隠れるので、床だけではなく天井もフラットにつながります。開き戸や折れ戸も枠廻りがすっきりしているので、建築と一体に見えます。