Archi-spec TOI発売3周年記念PHOTOBOOK刊行

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Archi-spec TOI を採用いただいた11名の建築家による作品事例集。

Archi-spec TOI は、発売以来、多くの建築家・設計者の方々から商品コンセプトに共感いただき、ご採用いただいてまいりました。この度、発売3周年を記念し、公募方式で施工例をご応募いただき、数ある応募の中から12件の作品を厳選し、1冊の記念誌「PHOTO BOOK」としてまとめ、発刊することができました。 開発当初、様々な角度からサジェスチョンいただいた建築家 二宮俊一郎氏の寄稿や、掲載させていただいた作家の思いをご紹介いたします。


Archi-spec TOI発売3周年に寄せて

桃山台の家

「アーキ・スペック トイ」発売3周年おめでとう御座います。
初めて「アーキ・スペック トイ」を知ったのはまだ商品開発中の段階で、開発チームの方々から幾つかのバリエーションのモックアップを見せられながら意見を求められた時だったと思います。その後商品化の目処がたったとの連絡を受け、当時工事中だった「桃山台の家」での採用を考えました。
ところが発売前であることもあり、肝心の製品化された「アーキ・スペック トイ」が無いとの回答。この時の現場は竣工間際という状況で、あと数日で足場を解体するというタイミング(足場が解体されるとトイを取り付ける事が難しくなります)。時間も無い、モノも無い、これでは採用のしようが無いと諦めかけていたところ、開発チームから「製品化されたものではなく『モニター品』という事にはなりますが、それであれば工場に掛け合って急いで作らせます」という提案。「モニター品」といっても、まだ製品化された採用例が無いだけで、ほとんど製品化される物と同じとの事。それなら採用するにあたり問題は無いと判断できたものの、この段階で足場解体の3日前。トイそのものの製作、運搬にかかる時間、取付する職人さんの手配、想定外のトラブル、もし間に合わなかった場合の代案の採用と手配などを視野に入れると、普通では考えられないスケジュール。今回は見送ろう…という思いも過ったのですが、開発チームの意気込みに押され、一か八かでお願いする事に。
果たして、開発チームの皆さんの尋常ではない執念…いや、情熱によって、足場解体の前日に無事アーキ・スペック トイの「モニター品」が「桃山台の家」の軒先に取り付けられたのでありました。そんな情熱によって支えられている「アーキ・スペック トイ」が、多くの方々の支持を得られ、無事に3周年を迎えられた事を嬉しく思います。

​一級建築士事務所 エヌアールエム
二宮 俊一郎


インタビュー

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