リフォーム・リノベーションのヒント集

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2021/08/06

これからの家事をラクにするリフォーム

掃除に洗濯、料理に片づけ、年を重ねるにつれて体への負担が大きくなっていきます。セカンドライフのリフォームは、日ごろの家事をラクにすることも大きなテーマに。できるだけ負担を減らし、ゆとりのある生活を送りたいですね。

年齢とともに大変になる家事をラクに

キッチンでの皿洗いやバスルームの掃除、洗濯など、若いころはなんでもなかったことが、年齢を重ねると次第に負担になってくることがあります。キッチンでの立ち仕事や、お掃除は立ったり座ったりの連続で体のあちこちが痛くなる…という人も。「今は大丈夫」でも、体の衰えはやってきます。もっと家事をラクに楽しむための工夫をチェックして、リフォームに取り入れたいですね。

キッチンは高さを変えると、足腰の負担がグッと減る

料理は楽しいけれど、長時間立ったままだったり、体をかがめることが多かったりと大変な一面も。負担を感じる原因はカウンターの「高さ」かもしれません。
使いやすいカウンターの目安は「(身長÷2)+5~10cm」といわれています。低すぎれば腰が痛くなり、高すぎれば食材を切るときに力が入らないなど疲れの原因になります。ずっと立って調理するのがつらいと感じたら、座って作業できるキッチンにリフォームするのもおすすめです。

パナソニックのシステムキッチン「Lクラス」は、カウンターの高さを80~90 cmの間で、1㎜単位で調節可能です。カウンターの高さは、ショウルームで体験できるので、自分に合った高さを見つけたいですね。

食器・お鍋…取り出しやすさが料理の出来も左右する!?

久しぶりに使う食器や調理器具を探していたらお鍋の中が沸騰していた!ということはありませんか?
キッチンには調理道具や食材など、さまざまなものが収納されているので、どこに何があるかすぐに分かることが大切です。
シンク下の収納は、開き扉から引出し式にすることで、奥まで見渡せ、スペースの有効活用にもつながります。

米びつも出し入れしやすい高さのスライド式の引出しに収納すれば、重たいお米の出し入れがラクになります。

吊戸棚は昇降タイプがおすすめ。背伸びしてバランスを崩したりする危険を減らせます。毎日使うお米や食器の収納を変えるだけで、家事がぐっとラクに。スムーズに調理が進むとうっかりミスがなくなり、毎日美味しい料理がつくれますね。

バスルーム掃除はもうゴシゴシこすらない

バスルームの掃除は滑りやすい上に、浴槽をまたいだりと、体に負担がかかるので重労働。お父さんがお風呂掃除担当という家庭も多いかもしれません。
タイル貼りの床はゴシゴシこすって掃除していても、目地にカビが発生してしまうことも。リフォームをするときには、お掃除がラクなユニットバスがおすすめです。
ポイントは、床のコーナー部分。床立ち上げ式の「スミピカフロア」なら、床のスミにシーリング材がないのでカビが生えにくく、お手入れがラクになります。
浴槽もさっと拭くだけで汚れが落ちる素材なら、力いっぱいこする必要はありません。

コンセント・スイッチは高さを変えて快適に

見過ごしがちなスイッチやコンセントの位置も、気をつけたいポイントです。スイッチは120cmが一般的な高さですが、高齢になると高く感じる人も。リフォームでは、90~100cmと少し低くすることもできます。
逆にコンセントの位置は少し高めにすれば腰をかがめたときの負担が減ります。コードを足にひっかけて転倒してしまう危険もあるので、ひっかけても簡単にはずれる、マグネット式のコンセントがおすすめです。マグネットなので、抜き差しがラクなことも大きなメリットです。

洗濯が重労働と感じたら

洗濯の負担を軽くしてくれるのは、昇降式の物干し竿です。竿の位置を下げれば、水分を吸って重たくなった洗濯物も、腰やひざに負担をかけずに干すことができます。座ったままでも、車いすでも干すことができるので便利です。操作も簡単で、誰でも使いやすくなっています。

これからの家事は楽しむ。悠々自適な暮らし

家事がラクになれば、体への負担が減り、家事が楽しくなりそう。50代・60代は、子育てが落ち着いて、趣味の時間が持てるタイミングでもあります。家事をサッと終わらせてセカンドライフを楽しみましょう。

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