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住まいづくりの基礎知識

家づくり・リフォームの流れ、工法、図面記号、用語集など、住まいの基礎を分かりやすく解説。


工法・構造

自分の家の工法・構造をしっかり学ぶことが大切です。

住み心地

「日当たり」

日当たりは、住宅の住み心地をもっとも左右する要素です。陽光は住戸内を明るくするだけでなく、その暖かさや優しさから、くつろぎや安らぎをもたらします。また、陽光をふんだんに採り入れることにより、住戸内の開放感を高めることができます。できるだけ日当たりの良い向きと位置に建物を配置するとともに、建物の強度や防火上の制限に配慮しつつ、窓などの開口(採光)部をできるだけ大きく確保したいものです。建物の向きや構造上の制約により窓だけでは十分に採光できない場合は、天窓(トップライト)の設置などを検討しましょう。なお、開口部を大きくする場合は、夏場の暑さや冬の寒さへの対策として断熱性を高めることも大切です。

「通風」と「換気」

湿度が一定以上になると生じる結露は、単に不快なだけでなく、建材の変質や腐食といった建物の耐久性にも悪い影響を及ぼします。結露を防ぐためには、通風や換気を良くして住戸内の湿気を逃がすようにしましょう。また、建材に含まれる化学物質によるアレルギー、いわゆる“シックハウス症候群”についても、通風や換気を良くすることによって、ある程度の改善を図ることができます。

「遮音」

敷地が幹線道路や繁華街などに近い場合に問題となるのが「音」です。昼間は気にならない程度の音であっても、就寝時にはその音が耳障りになって寝つけないといったことも考えられます。こうした外部音の侵入を防ぐとともに、住戸内の音を外に漏らさないことや住戸内の各居室間、あるいは1・2階間の音を防ぐことも大切です。小さな子供は大きな声を出してはしゃぎます。テレビでのスポーツ観戦やステレオでの音楽鑑賞は、自分が感じている以上に音が大きくなっていることがあります。こうした音が近所迷惑とならないよう、窓の位置などに配慮が必要です。

住宅性能表示制度の基準を目安にしましょう

日当たりや通風・換気をどの程度確保すれば良いかは、品確法による「住宅性能表示制度」(適用は任意)の基準が一つの目安になります。日照などの項目ごとに数値や等級が決められていますので、プランニングの打ち合わせ時に建築士に確認しましょう。なお、住宅性能表示制度の詳細については「住宅性能表示制度」のページを参照ください。

 

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この内容は2004年8月20日現在のものです。