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この構造ブロックに鉛直荷重がどう流れるのか、イメージしてみます。
構造ブロック上面の4辺には、小屋梁や床梁から荷重が伝達されます。
この4辺の梁から、構造ブロック4隅の柱に荷重がながれ、下階に伝達されます。4隅だけでなく、構造ブロックの側面(壁)にも柱がある場合は、その柱からも荷重は伝達されます。
次に、構造ブロックを水平荷重がどう流れるか、イメージしてみます。
まず、構造ブロック上面の水平構面に水平荷重が加わります。その水平構面を伝って、構造ブロックの側面である壁に流れます。
このように、鉛直荷重も水平荷重も、直方体である構造ブロックの6面に流れ、構造ブロックの中の空間に流れないように計画すると、合理的で明快な構造設計ができます。構造ブロックの中に壁や柱があっても、それは構造上重要な壁や柱ではないとみなし、あまり荷重をかけないようにします。