住宅リフォームのヒント集

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2021/12/10

お互いが干渉せず、気軽に過ごせる
二世帯住宅のポイント

二世帯住宅では、生活リズムのずれがストレスにつながることがあります。相手のことを思ってしたことが過干渉になることも。お互いが心地よく同居できる、二世帯リフォームのポイントをご紹介します。

見せない工夫が、円満生活のコツ

二世帯住宅では、親と子、孫の3世代が暮らすことで、コミュニケーションが広がり、多くのメリットが望めます。子世帯にとって、親は子どものことを見てもらえるなど心強く頼もしい存在。親世帯も、もしもの時に安心感があります。しかし、お互いが干渉し過ぎるとストレスを感じるもの。

親世帯は起床や食事など生活時間がずれることが多いため「洗濯物がまだ取り込まれてないわね」なんて言われることも。お互いが干渉しないルールを設ける工夫が必要です。

最近は夜干しのご家庭も増えています。帰宅が遅くなる日や、雨、花粉症対策を考えて、室内物干しを設置するのもいいですね。

“あかり”のサインが就寝や不在を知らせてくれる

生活時間のずれの一つは就寝時間。親の就寝は早く、疲れている日は特に早く床につきます。それとなく察して、お互いの時間を尊重したいもの。部屋のあかりは生活リズムを知らせてくれる大切なサインになります。扉に半透明ガラスの部分があれば、漏れてくる光の具合からお互いの生活を知ることができます。

来客時も、それぞれのプライベートが保たれる工夫

キッチンやバスルームの水まわりは別々にしても、敷地の広さによっては、玄関を共有にすることもあります。

玄関は一つでもインターホンはそれぞれの世帯に設置するのがおすすめ。子世帯に届いた荷物を毎回、親に受け取ってもらうのは気を使いますし、来客時のインターホンに誰が出るかという問題にもつながります。

インターホンの種類によっては、普段は親世帯・子世帯で呼び分けができ、不在時は代理で応答できるものなど、いろいろあるので利用するといいかもしれません。

子世帯のママ友や子どもの友だちがよく訪れるご家庭の場合は、玄関から直接、子世帯スペースへ行く動線も考慮したいですね。

客間はお互いのリビングから離れた場所がベスト

友だちと話していると、ついつい声が大きくなってしまうもの。共用の客間を親世帯と子世帯のリビングをはさむ形で設けると、声が筒抜けになってしまいます。
ママ友と気楽に集まれて、親世代もうるさく感じることがないように、客間はお互いのリビングから離すなど、間取りを工夫しましょう。

将来を考えた設計で子どもの成長にも柔軟に対応

二世帯住宅では、親世代との空間の使い分けや、介護が必要になったときの心配をしがちですが、子どもが増えたり、大きくなったときのことも考えておく必要があります。 リビングに引戸や間仕切り家具を設ければ、将来、子ども部屋として使うことができます。子どもがすでに大きい場合には、就職して家を出ることも考慮しておきたいですね。

二世帯住宅では、竣工後10年程度で生活スタイルが変わることが多いようです。将来を具体的にイメージして、柔軟に対応できる設計をめざしましょう。

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