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2015/07/21

20%もある家庭内の転倒事故!つまずかない・転ばない、住まいの工夫

家庭内における不慮の死亡事故の20%は転倒事故です。家の中は思わぬ段差がたくさん。高齢者は気づかないうちにすり足気味に歩くことが多いので、バスマットなどの敷物にひっかかることもあります。事故を起こす前に住まいを見直して、老後の暮らしに備えましょう。

20%もある家庭における不慮の死亡転倒事故。高齢者は特に注意

歳を重ねると足腰が弱くなったり、バランスが悪くなったり、視力の低下で、少しの段差や引っ掛かりでつまづいてしまいます。実は家庭内の不慮の死亡事故の20%(※)が転倒で、年齢が高いほど事故数も増える傾向にあります。いちばんくつろげるはずのわが家は、安全な環境であってほしいもの。設備のリフォームで安心・安全な環境を整えましょう。

  • ※厚生労働省「平成21年 家庭内における主な不慮の事故の種類別にみた年齢別死亡数・構成割合」より

思わぬもので転んでしまう

家の中で転びそうになって、ドキッとした経験は誰にもあるはず。階段などの段差はもちろん、バスマットやじゅうたんなど敷物の端や、引戸のレールに足を引っ掛けたり、段差だと思っていないものにつまずく場合もあります。高齢者本人も気づかぬうちにすり足気味になっていることも多く、意外なところでつまずいてしまうのです。家中を低い視線で点検し、危険がないかよくチェックしましょう。室内ドアを上吊り引戸にすれば、下にレールがないので床面がフラット。リフォームで検討したい建材です。

バリアフリーの基本。段差をなくし、手すりを設置

家の中の転倒を防ぐには、段差をなくすかできるだけ低くするのが有効です。たとえば玄関の上りかまちや部屋の敷居など、家の中には意外と段差があります。段差を解消したら、同時に階段や廊下などに手すりを付けるとよいでしょう。握力が弱い人に配慮した手すりもあります。玄関やトイレ、浴室など、立ち座りの動作が発生する場所にも、手すりがあると転倒防止とともに、動作がラクになります。

うっかり…を防ぐ、コードを引っ掛けない工夫

意外なもので転んでしまう、その中にコードがあります。思わぬところまでコードが伸びていたり、暗くなると見づらくなってしまうためです。荷物を持っているときにつまずくと、大きな事故にもつながります。引っ掛けても、すぐに外れるマグネット式のコンセントがオススメです。

階段は、高さ・踊り場・手すりがポイント

急な角度で一直線に続く階段は、若い人でもこわいものです。リフォームするときは、勾配はできるだけゆるく、蹴上げ(一段の高さ)も可能な限り低くしましょう。途中で踊り場を設け、そこから折れ曲がるようにすれば、万一転倒しても、一番下まで落ちるのを防ぐことができます。スペース的にこうしたリフォームが難しい場合でも、間取り全体を見直すことで階段スペースが広く取れることもあります。専門家に相談してみましょう。また手すりは、昇り降りどちらも利き手で使えるように、両方の壁に設置しましょう。

あかりの工夫で視力の低下をカバー

寝起きは足元がふらついたり、寝ぼけて部屋や廊下がよく見えないことも。トイレが近くなり、視力も低下する前に、寝室や廊下には常夜灯を設置するようにしましょう。睡眠を妨害しないようやわらかな光のものや、センサーで人の動きをキャッチして点灯するものなど、さまざまな機能の常夜灯があります。

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