雪に対する設計のポイント「雪対策」

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住宅用雨といの「雪対策」には、「金具の取り付け間隔」と「軒といの取り付け位置」が特に重要なポイントです。
軒といには、軒とい上の積雪だけでなく屋根上の雪のすべり荷重、巻きだれの荷重がかかる場合もあります。
積雪荷重による軒といの変形、割れ、脱落、金具の曲折などのトラブルを防ぐためには「各地域の積雪の実況」に応じて
「金具の取り付け間隔」と「軒といの取り付け位置」を考慮しなければなりません。

1.積雪荷重の計算とその地域における垂直最深積雪量

●積雪荷重の計算は建築基準法施行令第86条
「積雪荷重は、積雪の単位重量にその地方における垂直最深積雪量を
乗じて計算しなければならない。…(以下略)」に準じて、計算します。

●また、その地方における垂直最深積雪量は、同第86条第3項に示す
「垂直最深積雪量は、実況に応じた数値(特定行政庁が規則でその数値を
定めた場合においては、その定めた数値)としなければならない。
…(以下略)」に準じて、設定してください。

●概略は右図を参照してください。

2.地域別の「金具(吊具、吊金具、受金具)の取り付け間隔」標準

※各地方の垂直最深積雪量に応じて、上表を参照してください。
(注)積雪地(中雪地域、多雪地域)では、必ず屋根面に「雪止め」を取り付けてください。
(注)S瓦・和瓦など谷部が深い瓦の場合は、谷部を避けて金具(吊具、吊金具、受金具)を取り付けてください。

3.積雪地(中雪地域、多雪地域)での「軒といの取り付け位置(軒先納まり)」標準

4.その他の「雪対策」:下記の対策をとると「雪」に対して、より安全です。

雨といの形状による「雪対策」

●屋根上の雪のすべり荷重を受けにくい形状の雨とい(前耳が低い雨とい等)を選定する。

※1 マルチカバーⅠ型につきましては従来のスノーカバーを呼称変更したものです。

軒とい金具の選定による「雪対策」

●金具強度が強い、「積雪地対応金具」を使用する。
●金具の取り付け間隔をできるだけ狭くする。

軒とい破損防止のための「雪対策」

1. 屋根面に「雪止め」を取り付ける。(積雪地では必須
2. 雪害を受けやすい屋根形状位置の、金具の打ち付け間隔を狭くし強度をもたせる。
3. 特に屋根延長線上より出てしまう部材(集水器等)は、雪害を受けにくい位置に設置するか、銅線で吊り補強する。
4. 軒先部や雨とい内面に「融雪ヒーター」を取り付ける。