「和・洋」のこだわりなく、いま求められる“快適空間”を考えた時。そこに、「離」のあかりのあるべき場所を見つけました。
監修/茶美会同人 根岸 照彦(1947~2004)
お客様に最も快適な空間で楽しいひとときを過ごしていただこう、この“もてなし”の心の原点に立ち返り、一切のこだわりを取り払って「現在のもてなし、そして生活における快適な空間」を追求したとき『洋の器(くらし)のなかに和のくつろぎ感を生かして…』というひとつのスタイルが見えてきました。
伝統からも先進からも一歩離れた現代空間のための洗練されたあかり、それが「離」のあかりです。
ディテールにまでこだわった
個性的なフォルムデザイン。
なにげない日常にある真実を、虚飾や技巧を捨てた平易な言葉で描く。松尾芭蕉が説いたこの「かるみ」の理念にならって、本質的に美しく・快適なあかりの創造に取り組みました。
日常的な素材である布を使い、できるだけ装飾性を省いたデザイン。あえて作った余白に、美意識と品性の高さを込めています。
布の味わい深い質感が、「和」の雰囲気を取り入れた空間にしっくり馴染みます。
「かるみ」とは日常にある本質的な美。これを布という身近な素材や、端正でさりげないデザインで表現しました。なにげない「余白」。
2種類の布の融合。さりげなく・おもしろく・味わい深い趣を生み出すあかりです。
2枚の布の、異なる質感の妙。光が初めての表情を見せてくれます。
「張り」や「垂れ」など、布ならではのテイストを活かしました。
清潔感が持続する加工。お手入れも簡単です。
ダイニングでも安心して使える防炎・防汚加工。
ポリエステル100%なので、鋼線を取り外して洗濯機で丸洗いできます。
なめらかな曲面に布を2枚重ねた
質感の妙。
模様の異なる2枚の布を重ね、
深みのある光に。