1966年生まれ。料理研究家。ドイツ人の母から受け継いだドイツ流の暮らし方をもとに、独自のシンプルライフを提案。雑誌やテレビで多数紹介。『タニアのドイツ式部屋づくり』など著書も多数。
1966年生まれ。料理研究家。ドイツ人の母から受け継いだドイツ流の暮らし方をもとに、独自のシンプルライフを提案。雑誌やテレビで多数紹介。『タニアのドイツ式部屋づくり』など著書も多数。
世界各国で暮らし、日本でも何度も引っ越しを経験されたタニアさんは、つい最近も引っ越されたそう。ご主人の仕事の状況などに合わせて、「その時々の暮らしにフィットするよう部屋も着替えています」と話します。新しい住まいでは、まずどういう暮らしがしたいかを考えて、毎日をここち良く過ごすために少しずつ手を加えていくそう。インテリアの本も参考になります。日本では気になる箇所をまとめてリフォームするケースが多いのですが、ドイツでは毎年の修繕費を決めて、自分たちで棚をつくったり、タイルを貼ったりと、ひとつずつ変えていくことが多いそう。「家では自分が主人公。居心地よく変えていくと楽しいですよ」。
「家ではリラックスするのが一番の過ごし方」と言うタニアさん。日本の古い家具や骨董品の味わいが好きで、リビングには年代を経たタンスが3つも置かれています。「日本のデザインは美しくセンスがあるし、職人の手仕事も素晴らしいですね」。好きなものを知り、好みの家具や小物でインテリアを構成することで、心から落ち着ける空間ができるのだとか。タニアさんのタンスには、来客用の食器やワイングラス、テーブルクロスやエプロンなどが仕舞われています。「新しい使い方を工夫していけば、仕舞いやすく使いやすい収納になっていきます。みんなでモノを置く場所を決めるようにすると、家族も片付けに協力しやすくなりますよ」。
味わいのある古いたんすに仕切り板をはめ込んで、ワイングラスの収納に。
たんすの引き出しには来客用のカップ&ソーサーを仕舞っています。
たんすの横には端正な和のテーブル。花を飾るディスプレイスペースに。
今すぐリフォームを始めたい方