古いドイツの家には大きく立派な暖炉があり、左右対称に装飾が施され、訪れた人の目を惹きつけています。これがインテリア空間の中で人の視線を集めるポイントに。日本では古来、床の間がそうでしたが、現在はその役割を果たすものがなく、平坦な空間となっていることもしばしば。タニアさんは、「小さな家具をいくつも置いてインテリアにまとまりがなくなるより、大きな家具が1つあると、それがアクセントとなって空間が引き締まります。グリーンを置いて照明で照らせば、より引き立ちますね」と話します。実際、白い壁の空間に置かれた日本の古い帳場だんすは、ひときわ存在感を放っていました。
「ドイツの冬は日が短く、10時に明るくなって14時には暗くなり、日中も曇りがち。だからお部屋は明るい雰囲気が好きです。光を感じさせる淡い色の建具と濃い色の和の家具を合わせて、コントラストが効いた空間に」
「床もドアも深い重厚な色合いのスモークオーク柄で、落ち着いた空間になりそう。きれいな柄のラグを床に敷くと素敵だと思います。家具の上にはグリーンを置くと癒されるし、リラックスできそうですね。」
シックな色合いの和のアンティーク家具やジャパニーズモダンの深い色合いの空間に合わせたのが、身近な動物や植物をモチーフにしたキリムのラグ。ほどよく暮らしに色合いをプラスしてお部屋の差し色に。
引戸の大きな採光部が、サンルームからの明るい光を室内に導きます。
VERITISの開き戸は採光部が回転することで、ドアを閉じたまま風を通すことができます。
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