約19時間の停電はさすがに不安。冷蔵庫を使えることが救いでした

工務店という仕事柄、太陽光発電、蓄電池には関心を持っており、お客様にご提案することも考え、2018年の初めに設置。このあたりは災害が少なく、家族はそれほど必要性を感じていませんでしたが、私の一存で決めました。しかし、その年の夏、西日本全体を襲った大きな台風によって、わが家周辺が停電に。蓄電池を設置していたおかげで、キッチンの照明や冷蔵庫の電気が使えたんです。

電気はすぐに復旧すると思っていたのですが、翌日朝起きても停電は続いていて、一瞬焦りました。でも「太陽が昇れば発電できる」と思うと安心でき、太陽光発電のありがたさを実感。ご近所の方は、わが家のキッチンの照明が点灯しているのを見て、停電が解消されたのかと思われたそうですよ。

冷蔵庫など一部の電気は使えても、停電が10時間以上続くとさすがに不安でした。夜は暗く、情報が入ってこない、家電が使えないと本当に不便。車で出ようとしたときに、電動シャッターが使えず、手動で開けましたが時間がかかり大変でしたね。ガス給湯器も電源が入らないので、お湯が使えず。いかに普段の生活が、電気製品に頼っているのか、考えさせられました。
台風のあと、PHV（プラグインハイブリッド自動車）を購入。わが家だけでなく、近所の方、得意先の皆さまを助けることができればと思いました。停電を経験するまでは、その不便、不安が分からず他人ごとでしたが、ようやく万一に備える意識を持つようになりましたね。