「屋根ががんばっている!」家族でモニターを見て楽しんでます

東日本大震災のとき計画停電を体験したんです。子どもが小さかったし、停電時にお湯が沸かせないとか、ずいぶん不安な思いをしましたね。それもあって、自分たちの使う電気は自分たちでまかなえるシステムを考えようと。大地震はいつ起こるかわからない。でも起きてからではなく、今のうちに安心できる対策をしたかったんです。

節電意識は高まりましたね。特に電気の消し忘れ。子どもたちとモニターを見ながら、どれを消すと電力量が変わるかをチェックしました。照明はLEDなので意外に変わらない。でも食器洗い乾燥機や掃除機だとけっこう変わるねとか。だからできるだけ手早く掃除しようとか、省エネ性の高い掃除機に買い替えようかとか（笑）。家事の時短も考えるようになり、いい意味で生活のリズムにも影響していますね。

安心が第一目的で、家計は付加的価値。でも月々の電気代が半分ほどに減って驚きました。太陽光発電をつけてからは「電気代が高いから…」と気にならなくなって、前よりも家でくつろげるようになりました。楽しみもあります。モニターに発電量を日本全国の走行距離にみたてる画面があって、子どもたちはよく見ていて「いま日本を２周目だよ」と教えてくれる。発電量が多いと「屋根ががんばってる！」と僕らもやる気になったり（笑）。ハッピーな会話が増えましたね。