北欧テイストに仕上げたⅡ型キッチンで夫婦で料理する時間が、より楽しく。

以前お住まいだったマンションは、片方が壁に接した対面型キッチン。「キッチンの奥が行き止まりなので、夫婦で料理をつくるとお互い行き来するときに動線がぶつかるんです。鍋や包丁を持っているから、すれ違うのも大変！ダイニングとキッチンの動線も長く、食事中におかわりをよそったり、調味料を取りに行くのがストレスでした」と奥さま。新居では家事動線を効率的にしたいと、キッチンの検討をスタートされました。
ともに建築関係のお仕事をされているご夫婦は、こだわりを叶えるためにレイアウトを自由にアレンジできる『Lクラスキッチン』を迷わず選択。効率的に作業できるⅡ型プランとし、壁側にコンロ、リビング側にシンクを配置しました。シンク側は両サイドから行き来できるアイランド型に。キッチンに回遊性が生まれ、お二人での作業もスムーズになりました。
アイランド横にはダイニングテーブルを直結させ、配膳時・食事中の動線を最短距離に。「おかわりにもすぐ対応できるので、食事を心置きなく楽しめるようになりました」と奥さまもお喜びのご様子です。

家族の気配をどこにいても感じられるようにと、リビングを中心に空間同士が縦・横につながるよう設計されているTさま邸。キッチンもリビングとオープンにつながるため、「リビング空間の一部」としてデザイン性にもこだわられました。
リビング床に使われている無垢のオーク材に合わせてキッチンの扉色には自然な温かみのある木目柄を選び、北欧テイストの空間に調和させています。リビング側のキャビネットには足元に蹴込みを設けるセミフロートプランを採用。キッチンの存在感を和らげ家具のような雰囲気に仕上げられました。
カウンターは天然石の質感を再現した『グラリオカウンター』をご採用。リビング側から見たときに圧迫感を減らすためスリムカウンターに。リビング全体のナチュラルな雰囲気にやさしく寄り添うデザインになっています。

ご夫婦ともに残業で遅くなる日も多く、これまで帰宅後の家事は時間との競争でした。新しいキッチンになってからは、二人で分担して料理を短時間でつくれるようになり心の余裕が生まれたそうです。「夫がコンロ側で調理をしている間、私はシンク側で下ごしらえや洗い物ができるので時短になります。Ⅱ型だと背中合わせで食材の受け渡しもスムーズ。夫も料理がより楽しくなったようで、家族のリクエストに応えてパパッとつくってくれるんです」と奥さま。
作業台も広くなったため、娘さんが趣味のお菓子づくりを楽しむ時間も増えたそう。グラリオカウンターを作業台にして、生地をこねることもあるそうです。
「これまでは調理を行う作業場でしかなかったキッチンが、新居ではいつの間にか家族が集う団らん空間になりました。調理しながら家族としゃべったり、夕飯のリクエストに応えたり。キッチンはリビングの一部であり、わが家の中心だと思います」とご主人からも嬉しい言葉をいただきました。