カメリア(椿)が一面に咲く壁。
万葉集に記述が見られるほど古くから日本人に愛されてきた花。
そのモチーフを雲母刷り調のメタリック色のベース層で表現。
美しいエッチングをほどこしたような微細な表情が陰影に浮かび上がる。
全体は大らかでやさしく、明るめ。グラデーションを繊細にコントロールし、金属特有の反射を活かしている。
鍛金技法のテクスチャーを採用し、金属の美しさ、強さ、上級感を表現した。遠景・近景両方で楽しみながら、みずみずしい感覚を呼び覚ます壁。