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あいまいな感覚をベースに、経験に頼って設計されていた従来のライティング。
パナソニックは、光の効果を心理的・生理的に解析することで、「感覚」の数値化に取り組み、光の効果を普遍化するアプローチを進めています。
その成果の例が、光の組み合わせがもたらす「明るさ感」と「くつろぎ感」の科学です。
明るさを示す「lx(ルクス)」は、床など一面の照度を測るもの。「空間」の明るさを評価できない場合も。
空間を目にしたときに、視野に入ってくる光を総合的に測定し、定量化できる指標が必要です。
例えば左側の写真のように、床面の照度は高いのに、空間は暗いイメージになる場合も生じてしまいます。 |
Feuは、壁、床、天井という空間全体を見た時の明るさ感をトータルに数値化。人間の感覚に近い形で、定量的に表現することができます。Feuと、従来の照度=lxを併用すれば、空間全体と手元の明るさをきちんと設計することが可能に。快適でイメージを形にしやすくなります。 |
必要以上に器具設置することもなくなり、省エネにつながります。
ライティングが異なる3つの空間が、人のくつろぎ感にどのような影響を及ぼすかを検証するため、心理的・生理的実験を行いました。実験データは、心理学者ラッセルが提唱した感情モデル(快適感と覚醒感の2軸で表現される)に基づいた、パナソニックの感性指標化技術を用いて解析しました。 |
解析結果を踏まえた知見を、「くつろぎのあかり」として、ご提案していきます。データ解析の結果、他の空間と比較してシンフォニーライティングを採用した空間は、快適感がより高く、覚醒感がより低い心理状態にあり、くつろぎ感がより高いことがわかりました。 |
【実験方法】
被験者:15名(30代、40代女性、数年以内に新築戸建注文住宅希望者)方法:
シンフォニーライティング、ダウンライトまとめ配灯、シーリングライト1灯の合計3条件の空間をソファに着座した状態で観察し、心理・生理計測