エイサポ活用事例

使って分かった!
ケアマネ&相談員が語る
「エイサポ」の魅力と活用法

使って分かった!
ケアマネ&相談員が語る「エイサポ」の魅力と活用法(第4回)

使って分かった!ケアマネ&相談員が語る「エイサポ」の魅力と活用法(第4回)

パナソニック エイジフリー株式会社が運営する「エイサポ」は、福祉用具専門相談員(以下、相談員)の日々の業務を支えるため、さまざまなコンテンツを提供しているお役立ちサイト。ユーザーの皆さんは、エイサポのどこにメリットを感じ、どう使いこなしているのでしょうか。今回は、日ごろからエイサポを活用している相談員の中嶋康平さん、そして中嶋さんと仕事上で深い関わりがあるケアマネジャーの神野富貴子さんに話を伺いました。
※ケアマネジャーの約半数が会員登録している情報サイト「ケアマネジメント・オンライン」会員

福祉用具専門相談員・中嶋さんの体験談

私は普段から、タブレットでエイサポを活用しています。従来、福祉用具の説明のため利用者さんのもとを訪れる際は、紙のカタログやそのコピーを持っていくことが大半でした。しかし、タブレットで製品情報を提示できるようになったことで、持ち歩く資料が激減。荷物が軽くなり身体的な負担が軽減された上、想定外の製品について検討が必要になっても、即座に情報を提示できています。事前のアセスメント通りに話が進むとは限らないため、手元に良質な情報源があると本当に助かりますね。

利用者さんにとっても、大量の紙資料を渡されるより、タブレットで情報を見る方が便利なようです。ご本人だけでなく、ご家族も高齢の場合が少なくありませんが、デジタルコンテンツでも違和感なく受け入れていただいています。むしろ、詳しく確認したい箇所を拡大して表示できるため、紙のカタログよりも「見やすい」と好評です。

エイサポの魅力 その1
想定外の製品についても、デジタルコンテンツだからその場でテンポよく&ズームして情報提示できる!

実際に利用者さんに提示することが多いのは「設置・導入事例集」です。カタログの製品画像はもちろん、たとえ実物を見せたとしても「結局、わが家でどうやって使うの?」とイメージできない方は多いもの。この事例集にあるように、設置されている具体的なシチュエーションを写真などで見せることが、ご理解いただくための一番の近道なのです。

エイサポを活用する以前は、身振り手振りを加えながら言葉を尽くして説明していたのですが、なかなか意図が伝わらず歯がゆい思いをすることも少なくありませんでした。ところが、「設置・導入事例集」を使い始めると利用者さんの反応が激変。スムーズにご理解いただけるようになりました。説明に要していた手間がグッと短縮され、利用者さん宅に滞在する時間まで短くなったことには驚きました。業務効率化をかなえてくれる、とても優秀なツールだと思います。

エイサポの魅力 その2
「設置・導入事例集」で利用者さんの反応が激変。説明時間が短縮し、グッとスムーズに!

ケアマネジャーに送付する「報告書フォーマット」も、業務上とても役立っています。これは、6つの質問に対して「元気」「普通」「悪化」などのチェックボックスがあり、それぞれに具体的な内容を書き込む欄がある書類。福祉用具の状況はもちろん、住環境の変化や利用者さん・ご家族の様子を簡単に記入できる点が特徴です。季節感ある柄やイラストが添えられたパターンが何種類もあり、「カラフルで視認性がいいな」という第一印象でした。実際、ケアマネジャーにこれで報告してみると「かわいい!」と好評で、よりよい関係性を築くためにも有効だと感じています。

これまで私は、ふくせん(一般社団法人 全国福祉用具専門相談員協会)から報告書をダウンロードして使用していました。ふくせんの書類は詳細に利用状況を把握できる点、エイサポは大まかな全体像を一目で把握できる点で優れているように感じます。福祉用具の利用点数など、ケースに応じて使い分けることがベストではないかと思っています。

エイサポの魅力 その3
新たな報告フォーマットを取り入れて、ケアマネジャーとの関係性アップ!

ケアマネジャー・神野さんからのコメント

中嶋さんとは15年以上のお付き合いになり、心から信頼している相談員の一人です。穏やかな人柄でじっくりと各ケースに取り組む姿勢が特徴で、利用者さんからの評判も抜群。例えば、ポータブルトイレを導入した方から「使用中にきしむような音がする」と連絡があり、製品の変更希望を伝えられたことがありました。しかし、それは故障ではなく製品の仕様で、使用してもまったく問題ない状態だったので、中嶋さんに説明してもらうことに。中嶋さんは何度もその利用者さん宅を訪れ、本人の話を傾聴しつつ、製品の構造などを丁寧に解説。専門家による分かりやすい説明が効果的だったようで、ついにご理解を得ることができました。

また、ケアマネジャーはさまざまなサービスを管理しているため、制度変更などの詳細をそれぞれ把握することは大変です。特に、介護保険制度改正がある年度は相談員からも詳しく変更点を聞いておけると、利用者さんに接する際にとても役立つのです。中嶋さんはエイサポの「介護保険News」などで情報収集を重ねているそうで、そうした点でも頼りになりますね。

ケアマネジャーの立場から相談員を見ていると、最近ではやりがいを持って熱心に勉強している方が増えている印象で、全体のレベルが高くなっているように感じます。私たちとしても、ケアマネジャーと同じレベルで福祉用具を知っているだけでは困りますから、その上をいく提案ができる方は多ければ多いほど助かります。当法人ではターミナル期の利用者さんを多く抱えており、福祉用具の急な変更が生じることも多々あります。そんなとき迅速に対応できたり、ポジショニングを熟知していたりする相談員には、これからも高いニーズがあると思います。

昨今では「ケアマネ不足」が大きな問題になり、現場でそれを実感する場面も珍しくありません。少ない人員でより多くの利用者さんを支援するには、業務をスムーズに回す工夫が欠かせないのです。そうした意味でも、エイサポを使っている相談員は魅力的。ぜひ一緒に働きたいと、心から感じています。

ケアマネが見たエイサポの魅力
積極的に業務効率改善に励む相談員は、ケアマネジャーから頼りにされる!

取材にご協力いただいたケアマネ・相談員

  • 神野富貴子さん

    神野富貴子さん

    東京都練馬区の医療法人社団真成会で、ケアマネジャーおよび訪問看護ステーション所長として勤務。

  • 中嶋康平さん

    中嶋康平さん

    東京都練馬区の福祉用具ひまわりで、管理者および福祉用具専門相談員(福祉用具プランナー)として勤務。