エイサポ活用事例

使って分かった!
ケアマネ&相談員が語る
「エイサポ」の魅力と活用法

使って分かった!
ケアマネ&相談員が語る「エイサポ」の魅力と活用法(第3回)

使って分かった!ケアマネ&相談員が語る「エイサポ」の魅力と活用法(第3回)

パナソニック エイジフリー株式会社が運営する「エイサポ」は、福祉用具専門相談員(以下、相談員)の日々の業務を支えるため、さまざまなコンテンツを提供しているお役立ちサイト。ユーザーの皆さんは、エイサポのどこにメリットを感じ、どう使いこなしているのでしょうか。今回は、日ごろからエイサポを活用している相談員の中山雄太さん、そして中山さんと仕事上で深い関わりがあるケアマネジャーの大石亜矢子さんに話を伺いました。
※ケアマネジャーの約半数が会員登録している情報サイト「ケアマネジメント・オンライン」会員

福祉用具専門相談員・中山さんの体験談

エイサポに登録して2カ月ほどが経過しました。最初に驚いたのは、コンテンツの種類がかなり豊富なこと。いろいろとチェックしながら活用していますが、今のところ最も使用頻度が高いのは「レンタルモニタリングチェックシート」です。その名の通り、モニタリングのときに確認すべき点が分かりやすくまとめられている資料なのですが、設置時の注意点も図入りで解説されているため、私の場合は福祉用具を導入する際にも使っています。

このシートを現場に持っていくと、利用者さんへの説明に役立つケースも少なくありません。特に、「どんな製品がどうやって取り付けられるのだろう?」といった不安が大きい方に対して効果的です。例えば、元公務員で几帳面な性格の利用者さんに、トイレ用の手すりを提案したことがあります。最初は便器に固定するタイプを提案したのですが、「便器が壊れたりしないか?」と不安な様子。そこで、置き型の手すりを新たに提案しながら本チェックシートを用いて説明したところ、すぐに納得してもらうことができました。

エイサポの魅力 その1
不安が大きい利用者さんに対しても、導入前のご提案時に的確に説明しやすくなった!

毎月新たな情報が掲載される「介護保険News」も、定期的に目を通すコンテンツの一つです。これは、福祉用具に関連する話題が1~2ページにまとめられており、手軽に情報収集ができるもの。昨今の介護保険制度改正においては、福祉用具にまつわる変更点が少なくありません。ざっくりと概要をつかめる「介護保険News」に助けられている相談員は多いのではないでしょうか。

もともと私は、法律改正などをチェックするのが好きなタイプです。介護保険制度についても、厚生労働省から公表される情報を日常的にキャッチアップしてきました。ただ、忙しい業務の傍らで要点だけおさらいしたいという場面もあるので、そうした際に一読しています。法律の条文を読むのが苦手という方は、ひとまずは「介護保険News」だけでも目を通しておけば、全体像をつかむのに十分ではないでしょうか。

エイサポの魅力 その2
制度改正などの最新情報について、忙しい業務の傍らで、要点をいつでも手軽に確認できる!

その他、新人教育に生かせそうなコンテンツも多数そろっていると感じました。例えば、「提案お役立ち 虎の巻ハンドブック」は、アセスメントやモニタリング、そして計画書作成における「最低限押さえておきたいポイント」が一目で分かる資料です。中堅やベテランが復習のために用いることはもちろん、新人が基礎を習得するのにぴったりだと思います。

また、「すぐに使える“速攻!”提案書」には、具体的な場面を想定しての困り事と、それに対する解決策が写真入りで記載されています。利用者さんに見せながら説明すると分かりやすい資料ですが、新人が導入シーンを学ぶ際にも役立つでしょう。さらにエイサポでは、製品設置の方法や注意点、介護保険制度改正などに関する研修動画も豊富です。これらを教材として活用すれば、新人教育のために資料を作る手間が大幅に省けますね。

エイサポの魅力 その3
新人教育の場面でも活用できる「良質な教材」がたくさん手に入った!

ケアマネジャー・大石さんからのコメント

「この製品は評判が良いから使ってみたい」と具体的な要望を伝えてくる利用者さんが、最近増えている気がします。ところが、どんな場面でそれが必要かを細かく聞き取ると、その方には適していないケースが少なくありません。こうした利用者さんに口頭で説明したり、単なる商品画像が中心のカタログを見せたりしても、違う製品がベターだと納得してもらうのはなかなか難しいものです。

例えば、リクライニングチェアを使用している利用者さんから、体を起こすためにつかまる手すりが欲しいと相談を受けたことがあります。知り合いから勧められたという、天井から突っ張るタイプを本人は希望していたものの、そのお宅では圧迫感が出すぎてしまい明らかにマッチしていませんでした。このときは、突っ張りタイプと置き型タイプの両方を相談員に持参・設置してもらい、何とか説得したことを覚えています。もし、このとき「すぐに使える“速攻!”提案書」のような資料があったら、もっと簡単に利用者さんの理解を得られたでしょう。そうした意味でも、こうしたコンテンツをうまく活用している相談員は頼もしいです。判断材料の量と質が全然違いますからね。

私はこれまでに、ケアマネジャーとしてたくさんの相談員と接してきましたが、その提案力には大きな個人差があることを実感しています。こちらが頼んだものを持参するだけの方もいれば、多角的な視点から選択肢を増やすような提案をしてくれる方もいます。また、なぜそれが適しているのかという説明力にも、力量の差が出るように感じます。ケアマネジャーもベテランになればなるほど、日頃から多くの福祉用具に接しており、少なからず知識は備えているもの。それを超える提案力を、相談員には期待したいところです。

中山さんのように+αの提案ができて、しかも利用者さんごとに説明を工夫できる相談員は本当に心強いですね。「まだ自信がない」という方は、ぜひエイサポのようなツールを生かしながら、力を伸ばしていっていただけるとありがたいです。

ケアマネが見たエイサポの魅力
納得感ある説明と+αの提案で、ケアマネジャーからの信頼度が上がる!

取材にご協力いただいたケアマネ・相談員

  • 大石亜矢子さん

    大石亜矢子さん

    大阪府堺市のセルビス介護支援センターみなみで、管理者・主任介護支援専門員として勤務。

  • 中山雄太さん

    中山雄太さん

    大阪府堺市のセルビス福祉用具センターで、福祉用具専門相談員として勤務。