毎日の入浴が重要
〜心も体も温めて快適に〜
寒い冬は動きづらく、夏に比べて汗をかきにくいため、ついついお風呂の回数が減っていませんか。入浴は、衣服の着脱、段差のある風呂場への出入り、浴槽のまたぎ動作など、立ち座りのバランス能力や筋力・体力が求められます。さらに、洗う・流す動作や温度調節など認知機能も必要です。そのため、ADL(日常生活動作)の中でも難しい動作ですが、毎日の入浴習慣は体を動かすことにもつながります。
入浴の大きな目的は体を清潔に保つことですが、その他にもゆっくりとお湯につかることで、温熱効果や水圧効果などのメリットも多くあります。また、心身ともにリラックスできる時間でもあります。寒さで外出を控えがちな冬こそ、入浴習慣を続けることが大切です。多くのメリットがある入浴ですが、温かいお湯につかるので、当然汗をかき身体の水分が失われます。入浴前にコップ一杯のお茶などを飲むことで、安心の入浴につながります(ただし、飲酒は逆効果ですので、注意しましょう)。
近年、千葉大学の研究グループが、「週7回以上湯船につかって入浴する高齢者は、週0〜2回の高齢者と比べ要介護認定になるリスクが約3割減少する」という研究結果を発表しています。これは、健康状態などの影響を取り除いた上での結果でした。入浴を利用した高齢者の介護予防対策への今後の可能性を示唆しています。一方で、入浴はリビングと脱衣所・浴室の温度差によるヒートショック、脱衣・着衣時や滑りやすい浴室内での転倒など、高齢者の事故が多い場面でもあります。これらは、脱衣所・浴室を暖める、滑り止めマットを使用するなど、住環境を工夫することでヒヤリハットを防ぐことにつながります。
監修:学校法人福田学園 大阪保健医療大学 講師・理学療法士 牧之瀬一博
安心でリラックスできる入浴環境を整えるためには、浴槽内への移乗や浴槽内での立ち上がりをサポートするユクリアAirシリーズがおすすめです。
座面が高く、立ち座りをラクにします。また、浴槽内への移乗にも使用できます。
使う方の体格・環境に合うサイズを選びましょう!
浴槽をまたいで入浴する時の姿勢保持や浴槽内での立ち上がりをサポートします。
水廻り環境での転倒リスクの低減や一連の動作をサポートします。
転倒リスクを減らして動作できます。
握りやすいグリップで安心して移動できます。