冬場は転倒が増える季節!?
自宅環境を見直して転倒リスクをなくそう
冬はお出かけが億劫になり、自宅で過ごす時間が長くなりがちです。特に寒い冬は、冷えで筋肉が硬くなり、血流が阻害されて関節や腰に痛みを感じたり、動かしにくく感じることも。慢性的な痛みがあると、歩く・立つ・座るなどの動作も億劫になります。寒い冬こそ、適度な運動や入浴、体を温める食品を食べるなど、冬の寒さに負けない体づくりが大切です。
高齢者によく見られるのが「変形性ひざ関節症」で、加齢でひざ軟骨がすり減ることで起こるケースが多くあります。さらに、視力・バランス能力、筋力の低下なども加わり、ふらつきやすくなります。転倒事故の約半数は自宅で起こるもの。「すべる」「つまずく」「ふらつく」に注意しましょう。
手すりの設置や電源コードの整理、ホットカーペットのちょっとした段差など、身近な転倒リスクをなくすよう、自宅環境の見直しを行いましょう。
ロコモ(ロコモティブシンドローム)とは、変形性関節症・骨粗鬆症・関節リウマチ・骨折などの骨や関節の病気や、加齢による筋力の低下、バランス能力の低下によって移動機能が低下した状態のことをいいます。進行すると、自立した生活が難しくなり、介護が必要となる危険性も高くなります。厚生労働省の調査でも、要支援になった要因の上位3つが「関節疾患」「高齢による衰弱」「 骨折・転倒」です。
監修:学校法人福田学園 大阪保健医療大学 講師・理学療法士 牧之瀬一博
「歩く・立つ・座る」の動作で、特にベッドからの立ち上がり、歩き出しをサポートする、歩行サポート手すりスムーディ〈屋内用〉らくらくダブルをご紹介します。
手すりは転倒防止など安心・安全な生活のために必要ですが、それだけが目的ではありません。
手すりがつながると、生活範囲が広がります。
それは生きる意欲にもつながり、自分らしい生活の継続・実現にも役立ちます。