過ごしやすい秋の夜長には、夜更かしなどで生活リズムが乱れ、睡眠不足や睡眠の質が低下しがちです。
睡眠不足で日中に眠気を感じたり、意識や記憶力が低下することもあります。特に高齢者は睡眠が浅く、中途覚醒や早朝覚醒が増えるため、質の良い眠りを得ることが大切です。
快眠のためには、毎朝日光を浴びることで目がしっかりさえ、活動する体に変化して、体内時計をリセットすることも大切です。その他、夕方から夜(就寝の3時間くらい前)に負担の少ない運動を行う、就寝の2~3時間前に入浴することも効果的です。毎日、就寝や起床の時刻を決め、生活リズムを整えることも大切です。
「眠くないけど、やることがないから」と寝床に入るのは、寝つきが悪くなるだけでなく、中途覚醒が増えることもあります。規則正しい生活リズムを心掛けましょう。
睡眠は心と身体の疲れに影響を与えるだけでなく、睡眠時間や睡眠の質が悪くなることで、生活習慣病のリスクにつながると言われています。就寝時間の一時間ほど前からリラックスした環境をつくることで、入眠を促す効果が期待できます。一方で、就寝前の飲酒や喫煙はかえって睡眠の質を悪化させるため、控えた方がよいでしょう。
監修:公益社団法人 大阪介護支援専門員協会