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01

コンセプト

CONCEPT

リノベーションを
見て、学び、
感じて、ひらめく

住まいづくりを、
恋をするように楽しみながら、
まだ見ぬ未来にワクワクする。
TOKYO リノベーション ミュージアム
(TRM)には、
そんな住まいのアイデアが満載。
見て、学び、感じて、
ひらめく なかで日常を豊かにする、
理想のくらしが見えてきます。

家に恋する物語 家に恋する物語

01

Casa BRUTUS 2019年8月号掲載

罪悪感と距離感と

休日は一人、
趣味に没頭するのが何よりの息抜き。
リノベーション前は、
少なからず申し訳なさを胸に
キミの目を盗んでは自分の部屋に
こもっていたけれど。
なんだ、案外そっちも楽しんでいたんだ。
ケラケラとリビングから聞こえる笑い声。
カタカタと小気味よいミシンの音。
キミの気配を感じられる距離感が、
オレの罪悪感を和らげてくれたのは嬉しい。
ただ、オレに黙って飲んでいた
ちょっと高めなコーヒーの香りには、
一抹の不信感を覚えたけれど。

01 罪悪感と距離感と

02

Casa BRUTUS 2019年9月号掲載

全部お見通し

わが家は、
寝室もお風呂も丸見えのガラス張り。
娘が巣立ち、リノベーションしたとき、
温めていた計画があるという妻に
押し切られた。
妻は満足していたが、
私は内心、落ち着かなかった。
けれど、やがて自分の中の変化に気がつく。
遮るもののない、非日常的なまでの開放感。
家にこもりがちだった性格は、
こもる場所を失い、
次第に出かけるのが苦にならなくなっていた。
今では、年に一度の海外旅行も恒例に。
妻のリノベーション計画だったに違いない。

02 全部お見通し

03

Casa BRUTUS 2019年10月号掲載

趣味主張

休日は一人、
趣味に没頭するの仕事一筋だった夫が、
40歳を目前にようやく見つけた趣味。
ご多分にもれず、きっかけは運動不足解消にと、
医者にすすめられたからだった。
いまや、お気に入りの道具を壁に飾ったり、
調子に乗ってインテリアにまでこだわりだしたり、
わが家の玄関は、さながら秘密基地のようだ。
まさかこんなにも凝り性だったとは。
少しあきれてはいるけれど、
当分は好きにさせてあげたいと思う。
この家で過ごしているときの夫の笑顔が、
前よりずっと、やわらかいから。

03 趣味主張

04

Casa BRUTUS 2019年11月号掲載

時産レシピ

秋になると神田の古本まつりに
夫婦で足を運ぶのが我が家の恒例行事。
料理好きな私たちのお目当ては、
昭和の時代に出版された料理本だ。
そこで見つけた懐かしい家庭料理や郷土料理を
日々、二人で再現しては楽しんでいる。
ネットにあふれる時短レシピとは違い、
昔の料理は手間ひまのかかるものが多く、
並んでキッチンに立つ時間も自然と長くなる。
お酒を片手に、火加減を見ては、レシピの話。
料理が出来上がった頃にはいつも、
夫もすっかり出来上がっている。

04 時産レシピ

05

Casa BRUTUS 2019年12月号掲載

針と意図

リビングの壁に設えた棚と机。
ここが私自慢の書斎兼、工房だ。
釣り好きが高じて始めた毛針づくりの奥深さに、
いつも時間を忘れてのめり込んでいる。
つい物を散らかして、妻に叱られがちな私も、
ここなら家族が集まるリビングの一角である手前、
整理整頓にも自然と気を使えるもので。
インテリアに取り入れた妻好みの植物たちは、
私のさりげない防衛線。次の目標は、
息子の興味を引き、釣り仲間に引き込むこと。
棚で一番目に付きやすい場所に新作を飾っては、
餌にかかるのをじっと待ち続けている。

05 針と意図

06

Casa BRUTUS 2020年1月号掲載

ゆったり、待つ湯

料理が趣味の夫は凝り性な性格で。
集中を要するレシピに挑む時は、キッチンに
立ち入らないでくれなどと面倒なことを言う。
そんな時、
私はいつもお風呂で時間をつぶしてきた。
だから当然、
最近リノベーションしたバスルームは、
私の好きなようにさせてもらった。
今夜のお供は、1月の季節風呂である“松湯”に。
心地よい開放感と松の葉の爽やかな香り。
好きなインテリアを眺めながら入る湯船は、
待ち時間さえ憩いの時間に変えてくれる。
心も体も芯まで温まった頃、キッチンをそっと
覗きに行くと、そこには、
芯まで味の染みたブリ大根を
ニヤニヤと覗き込む、楽しそうな夫がいた。

06 ゆったり、待つ湯

07

Casa BRUTUS 2020年2月号掲載

対立キッチン

わが家をリノベーションしたとき、
唯一難航したのがキッチンのインテリア選び。
レトロ感のある落ち着いたトーンにしたい妻と、
シンプルなモノトーンにしたい私で意見が割れたのだ。
どちらも譲らぬまま2週間が過ぎた日の朝、
日課のコーヒーを淹れている私にふと、妻が言った。
「昔よく2人で通った、あのカフェみたいな感じは?」
その瞬間、心地よい香りも手伝ってか、
温かな木目調のインテリアがお気に入りだった
思い出のカフェの姿が、懐かしい記憶とともに蘇った。
心が揺らいだ私をまんまと丸め込み、
妻は自分好みのキッチン空間を手に入れたわけだが、
今では妻の奇策にこっそり感謝していたりもする。

07 対立キッチン

08

Casa BRUTUS 2020年3月号掲載

鉢入り娘

プチガーデニングが趣味の妻と一緒に、
鉢に入れるほど小さな頃から
土で遊んでいた娘も、もう6歳になる。
今では観葉植物だけでなく、プランター菜園にも
取り組むほどで、わが家の環境大臣としてご活躍だ。
ベランダで育てていたたくさんの鉢植えは、
リノベーションして日当たりの良い
大きな窓にしてから、室内にも次々と進出。
娘の献身的な世話のおかげで成長もめざましい。
緑がもたらす澄んだ空気と床に落ちる木漏れ日は、
都会の暮らしの貴重な癒しだ。娘も植物も、
日々いきいきと自由に伸びていく。その小さな
変化に気づく度、心から愛おしく思う。

08 鉢入り娘

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