インテリアを自分らしく、個性的にするには、一点もののラグを取り入れるのも効果的。季節のインテリアの模様替えにもおすすめで、床材までこだわれば、より一層素敵なインテリアがつくれます。前回に引き続き、モロッコラグで人気を集める「オルネ ド フォイユ」店主の谷あきらさんに、相性のよいラグと床材の組み合わせをご提案いただきました。
色のコントラストだけでなく、柄と木目の相性も意識して選びましょう
「ラグと床の相性をみていくときには、どちらの特長も生かすように色のコントラストだけでなく、柄と木目の相性を意識してみるといいかもしれません」と谷さんはいいます。
「例えば、色の濃いダークブラウンの床にベニワレンの白いラグを合わせると、一見モノトーンでコントラストが強く、合わせる家具も限られてきてしまいます。むしろベニワレンの菱形の模様とランダムボーダーの素朴な床と合わせると、ソファなども選ばず、懐の深いインテリアがつくれます。床は、インテリアの背景となる大切な要素で、ラグはもちろん家具選びなどにも大きな影響を与えます。床のリフォームなどをする際は、お手持ちの家具などとの相性もきちんと考えて選んだ方がいいかもしれません」。
谷さんと一緒に、モロッコラグと床材の組み合わせを考えてみました
ポコポコとウールの玉が並んだあたたかみのあるラグは、ポルトガルの女性の織り手、ファティマ・ゴメシュさんによるもの。ランダムボーダーの床に、ツートンのウールが優しく引き立ちます。
手仕事の力強さやアート性を感じさせながら、カラフルなのに落ち着きのある絶妙な配色の「ボシャルウィット」のラグは、グレイッシュなモダンな床材とも好相性。
毛足の長いカラフルな「ボシャルウィット」のラグは、幾何学柄な織り柄の優しい雰囲気。ヘリンボーンの床材と合わせると、素朴でどこかノスタルジックなインテリアになります。
好みのインテリアがイメージできる ショールームで床材をチェック！
今回のラグと床の撮影を行ったのは、パナソニック ショウルーム東京。床材の展示だけでなく、家具やインテリアと合わせた空間展示を行っているので、自分好みのインテリアづくりのヒントが見つかるはず。
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Profile
谷あきら AkiraTani
オルネ ド フォイユ店主。1994年に渡仏し、14年間のパリで暮らしを通して、DIYやインテリアを学ぶ。著書に『パリ流谷さんの週末DIY』がある。現在は、ご自宅リフォームの真っ最中。
オルネ ド フォイユ目黒・不動前の住宅街の工場跡をリノベーションしたという実店舗。"エレガンス"というフィルターを通して、バイヤーがフランスやモロッコなど世界各地で買い付けたアイテムをセレクトしたインテリアショップ。
東京都品川区西五反田5-21-19
営業日／金・土のみ 11:00〜19:00
Tel. 03-6876-7832
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